見出し画像

戦士達の冒険と記録 Vol.7 COLORS(akore)

「ポーンさんがやった果てのヘレン」(以下ぽれん)参加者の殆どは日本人だが、中には日本語を母語としない人や海外在住の人も参加している。代表的なのはおそらくぽれん6から参加されているFHNBHJさん(代表キャラクター:Foreigner)だろう。

日本人ですら読み解くのが難解なストーリーにゲームシステム、それでも喰らいついて参加してくれる海外勢。その中でもリージョンメンバーの殆どが国外在住という異色のチームがある。

何が彼らをそこまでこのゲームに駆り立てるのか。今日はそこに注目をしてみたい。

--------------------------------------------------------------------------------------
※筆者注
akoreさんは日本語を母語としない海外在住者であり、インタビューは英語をベースに行いました。
ご本人了承のもと一部意訳を含めた翻訳で記事を作成しております。ご了承下さい。
--------------------------------------------------------------------------------------


さて、本日インタビューさせて頂いたのは多国籍リージョンCOLORSを率いるakoreさん。

画像5

画像提供:sizimiさん
COLORSのリージョンロゴ。それぞれの動物の特徴と名前の通りカラフルな色使いでデザインされている。

■自己紹介をお願いいたします。

こんにちは、akoreです。
ぽれんの中では珍しい多国籍リージョンCOLORSのメンバーです。我々は日本、オーストラリア、フランス、カナダ、デンマークにそれぞれメンバーが在住しています。共通言語は英語。通話しているとたまに母語が出てきたりしますね。
日本人は日本在住の1名だけで、他は全て他国に住んでいます。そのうち日本語の読み書きができるのは、日本人のメンバーと私だけです。他はカタコトと挨拶程度なら。
でもGoogle翻訳の力で問題なく意思疎通はできると思っているので、気軽に話しかけてくださいね!
あとファンアート下さい!

画像1

引用:魔星会ぽれん9 より
akoreさんの参加キャラクターである白鹿。ご本人曰く、自分の純粋な部分のみを取り出して妖精に明け渡し、妖精のエキスと混ぜ合わせて100年ぐらい熟成させたらこういう姿になると思う。とのこと。

■突然イケメンになった今年のCOLORSですがコンセプトを教えて下さい。

コンセプトとしてはシンプルにただ一言、「ファンアート欲しい!」本当にこれだけですね(笑)
ただ、その為にはどうすればいいかはかなり考えました。決して独りよがりになってはならず、あくまでパフォーマーとして皆さんに受け入れてもらい、かつ笑ってもらう。そうですね、我々のファンを増やすことを主題に置きました。
もう一つは我々の露出度を増やすこと。つまり、ある程度は試合に勝てるようにチームの形を作ることです。複数回登場するリージョンは当然ながら接触回数が多いのでザイオンス効果(※接触すればするほど好感度がアップするという心理学用語。単純接触効果とも言う)が期待できますし、後半の試合はドラマが生まれやすいため強く印象に残ります。
そういう意味ですと、第115試合なんかは印象深いですよね。あの試合で我々と、対戦相手である「よくだらけ」さんに興味を持った方は多いと思います。
あとファンアート下さい!

画像7

引用:ぽれん9 第115試合より
左:COLORS 右:よくだらけ
渾身の決め台詞「ファンアートを下さい!」は、色々あってこの試合8回も表示されることになった。

■なぜ「イケメン」になろうと思ったのですか?

目的が我々に注目を集めること、だからですね。
我々はぽれん7の時代から参加していて、「活躍したキャラクターのファンアートを描く」という文化がこのゲームにあることを知っています。ところが、2年参加している我々のファンアートは全然ない。
その原因をいろいろ紐解いていった結果、理由の一つに「COLORSが人々の印象に残っていない」のだろうと考えました。イラストも自前でシンプルなものでしたから。
大きな変化、というインパクトを出せばまずこのリージョンは着目されるだろう、という自信がありました。
なので、今年は人の姿でいこう。というのは割と早い段階で決めましたね。どういう姿にしようか迷っていて、ぽれんDiscordサーバーで聞いた時、「イケメンがいい」という反応を貰ったので、じゃあイケメンになるか。という感じです。

画像3

引用:魔星会ぽれん9 より
突如としてAMに現れたイケメングループ、としてPhase3締切日には話題となった。

あとは、性格や口調、といったフレーバーが不足していたのも問題でした。生立ちやセリフでその当たりも強調して各々の特徴が出るように工夫はしましたね。
なので、ファンアート下さい!

■今年のチーム作成の上で困難だったこと、苦労したこと、逆に上手くいったことなどがあれば教えて下さい。

幾つかあります。まず1つ目に「イケメンになったCOLORSのイラスト」の確保。それから新要素が追加されまくっていた各ジョブの技の把握とビルドの構成ですね。あとは時差とか。

元々今回のCOLORSのイラストはsizimi(※黄猫のオーナー)が全て描いてくれる予定でした。他のメンバーは全くと言っていいほど絵が描けないので…。ですが、直前で彼女がインフルエンザに疾患してしまって、イラストを仕上げるのが困難になりました。
「今年は無理かな」と正直思いましたね(笑)こんな短期間で我々の思う通りのイラストを5枚も描いてくれる人はどのcommissionサイトを探しても見当たりませんでしたから。
しかし、疾風迅雷のDiscordサーバーにいたイラストレーターの方たちが協力してくださって今年の我々は参加できました。はぐるまさんとみやさんには心から感謝をしています。

画像8

画像提供:みや
COLORSが召喚するヴァルナ精霊獣のラフ案。実は直前までドゥエルガルを使う予定だったため、ドゥエルガルを書き上げていたが没になり、急遽ヴァルナのデザインを描き起こした。

次に悩んだのはビルドの構築ですね。(新jobや新ワザ)といった新要素が多く追加されているのですが、ぽれんの公式サイトでは表現・表記のゆれがあり、どの技がどう作用するのかを正確に把握するのには苦労しました。
魔法剣+アスクレピオス、という技が最も流行っており、また強いというのは理解していました。なのでそれを受けて立つ形にしようと思いましたね。
もちろん各リージョンによって違うとは思いますが、似たような搦手では我々の目的がぼやけてしまうと思ったためです。目立てない。
かといってアグロ(※速攻で相手を倒すこと)の形ではドラマチックな展開が生まれにくい。
結果として挑発エリス+ドラマが見込める精霊術士という形になりました。試合でもうまい具合に理想的な展開が作れましたね。
そのあたりのビルド構築はつくもしきさんに大変助けられました。感謝しています。

参考:つくもしきさんのインタビュー記事
つくもしきさん、COLORSの戦略もサポートされていたとのこと!

あと、最大の敵は時差でしたね。
エントリーは争奪戦になる可能性が高い、と当初踏んでいました。チームのメンバーはぽれんに参加(エントリー)するために仕事の調整などもしていたのですが、直前になって1日前倒しになり、大変焦りました。
最大で(日本とは)17時間時差がある国に住んでいる人も居るので、登録できるかひやひやしましたね。
蓋を開けてみればデットヒート、なんてことはなくPhase3は非常に緩やかな登録状況だったので拍子抜けしたほどです。
それはそうと、ファンアート下さい!


■「ファンアートを下さい!」の呼びかけに、多数のイラストが寄せられたました。メンバーの皆様のご反応は如何ですか?

毎回外人四コマみたいなリアクションをしていました。本当に嬉しかったです! Hallelujah!
自分たちの目論見が上手く行ったということもそうですが、多くの人が我々に声援をくれ、時間と労力をかけてイラストを描いてくれたという事実にとても感動しましたね。
最初のファンアートが来た時、僕は嬉しくてお祝いをしました。ただ、最初に頂いたファンアートはメンバー全員ではなく僕(akore氏のキャラクター:白鹿)単体だったため、メンバーからは大ブーイングを受けてCOLORSは解散の危機になりました(笑)
その後、試合を重ねる毎にいろんなイラストを頂けて、本当に嬉しかったです。しかも5人全員を描いてくれてるんですよ! 本当にすごい。日本人のバイタリティとサービス精神にはいつも驚かされます。
メンバーの一人は、お気に入りのファンアートを印刷して壁に貼ってますね。他にも(PCの)壁紙にしてる人もいます。caw(※蒼鳥のオーナー)に至っては、家族に自慢もしていましたよ。
Give and Take の定義だと我々は貰ってばかりなので、次回があるならより皆さんを楽しませるパフォーマンスを考えなければならないと思っています。
でももっとファンアート下さい!

画像6
画像7

画像:実際に寄せられたファンアートの一例
上:とりこさん作 下:ねこさん作
これ以外にも沢山のファンアートがCOLORSに寄せられた。嫉妬するレベルで寄せられた。

■ちなみにアンディー・メンテやステッパーズ・ストップのゲームをプレイされたことはありますか?

はい、もちろんです。
STの作品ですとシェフィ、AMの作品ですとルインドアースやUNDER WORLD EXはやりました。我々のぽれん参加は、もともとAMファンであるsizimiに誘われました。なのでsizimiはもっと沢山のAMゲームをプレイしていると思います。
一方で外人の我々には言語の壁があり、どうしてもストーリー物は把握が難しいです。これらの作品は英語版が出ていたり、ストーリーの把握がそれほど必要ではないので日本人以外でも楽しめると思います。僕だけじゃなくてチームメンバー全員1度はやっていますね。

僕は少し日本語が読めるので、今は「混沌のルーシー」に挑戦してみようかな、と思っています。イラストの女性がとても素敵ですよね。
それはそうとファンアート下さい!

画像9

引用:アンディー・メンテ公式サイトより
ゲーム作品「混沌のルーシー」サンプル画像
筆者はGGDもオススメしてみたが笑ってごまかされた。

■最後に、「ぽれん9」に関する感想をお聞かせ下さい。

楽しい! この一言です。
海外のクレジットカードが使えれば、僕はRAINBOWキャラクターになりたかったです。紙切れやバザーのシステム、楽しそうですしね。
ゲームマスターであるジスカルドさん。精霊の画像を変更してくださったり、我々の支援をして下さって本当にありがとうございます!
ファンアートを描いてくださった皆さん。この世にある感謝の言葉をすべてまとめたとしても、貴方達に伝える愛の言葉が足りないぐらいです。ビルドを考えてくださったつくもしきさんも本当にありがとう!
We love you!
はぐるまさんとみやさんは来年もキャラクター画像お願いします!
Of course, love you too!

そうです。我々は来年も参加する予定です。
来年もイケメンにするかどうかはまだ決めていません。美女になるかもしれないし、元の動物の絵に戻るかもしれません。
でも、我々のコンセプトは一つです。
ファンアート待ってます!

画像9

引用:ぽれんDiscordサーバー内にあるakoreさんの個室より
COLORSに質問がしたい時や、ファンアートの提出先として使ってね!とのこと。

--------------------------------------------------------------------------------------

多国籍リージョンならではの苦悩も抱えるCOLORS。
時差の関係でどうしてもリアルタイム視聴や、みんなで時間を合わせて視聴することが難しく、実況動画をメンバー内で配信・録画したりしているんだとか。

しかしながら、最後まで徹底的にファンアート募集するその姿勢。見習わなければならないな…。と感じます。
そんなわけで、私もファンアート待ってます! と一言だけ言っておきましょう。

本日はCOLORSのakoreさんにお話をお伺いしました。
それでは次回もまたみてぽれん!

■ご協力一覧
akoreさん (ぽれんDiscordサーバーにいます。気軽に話しかけてね!)
akoreさんのぽれん9参加キャラクター
・白鹿
・はくせきのしか

■ファンアート画像提供
・とりこさん
・ねこさん @Zetsier_SoLA

■SpecialThanks
アンディー・メンテ(ジスカルド氏)
Google翻訳

いいなと思ったら応援しよう!