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Ave Mujica 3rd LIVE『Veritas』 参戦記

こんばんは。
今回はAve Mujica 3rd LIVEに参戦した時の事を記していきたいと思います。
河口湖ステラシアターでのライブは初参加ということで、当日が近づくにつれて期待感が大きくなっていきました。

正直当初は行くか迷ったところもあったのですが、制御リストバンドライトを使った演出があるということが決定打に。
これ逃したら次はいつ見れるか分からないですからね…
もちろん自分でも購入!準備はバッチリです!


会場までの長い道のり

会場が河口湖ということで、個人的には2023年5月のRAISE A SUILEN『EXCLAMATION HIGHLAND』以来(あちらは厳密には富士急ですが)のアクセスになりました。

その時は駐車場探しに若干手間取ったくらいで、割合スムーズに行き帰りができたこともあり、
この経験プラス3連休の真ん中であることを考えれば今回も大渋滞には見舞われないだろう、と踏んでのスケジューリングでしたが、まさかの事故渋滞…

一時は本当に開演すら間に合わないかと思われる有様で「途中入場どうやってやるんだろ」「S席だったら絶望してたな」などの言葉が車内で飛び交っていましたが、なんとか20分前には会場に着くことができました。

当然物販やエンカなどもしている余裕はなく、多少写真を撮ってそそくさと入場。
終演後は終電チャレンジがあったので、出来れば始まる前にご挨拶したかったのですが叶わず…
事前に声掛けていただいた方々、申し訳ありません…

ここまで辿り着くのに苦労するとは思いませんでしたが、そのぶん絶対に楽しんでくると決意しました。

開演&感想

ここからはライブの感想です。まずはセトリを載せておきます。

M1.素晴らしき世界 でも どこにもない場所
M2.Symbol I:△
M3.Symbol II:Air
幕間劇1
M4.神さま、バカ
M5.ふたつの月〜Deep Into The Forest〜
M6.暗黒天国
M7.Choir 'S' Choir
幕間劇2
M8.Symbol III:▽
M9.キーボードソロ〜Mas?uarade Rhapsody Re?uest
M10.堕天
M11.Ave Mujica
幕間劇3
M12.Angles
M13.黒のバースデイ
M14.Symbol IV:Earth
幕間劇4
M15.Ether

『ELEMENTS』シリーズ順番に揃い踏み、かつカバーの『KINGS』以外は全て演奏するという、大大満足のセットリストとなりました。
『KINGS』は飛びポがあったりして盛り上がる曲ではあるので、次回以降またどこかでやって欲しいですね!
初披露曲を中心に、何曲か抜粋して振り返っていきます。


M1.素晴らしき世界 でも どこにもない場所

2ndに続き、ナンバリングライブ2公演連続でこの曲からスタート!
あのロングイントロはマスカレードの始まりを告げる序曲としてはこれ以上ないものですね。
前回と違ったのは、客席の光り方!
思わず感嘆の声を出してしまうほど一体感が出ていて、「これが無線制御の演出か…」と早くも唸らされました。

M2.Symbol I:△

今回のライブのコンセプトから逆算していくと『ELEMENTS』シリーズのトップを務めるであろうことは想像できましたが、かなり早い段階で演奏されてビックリ!
イントロが流れた瞬間、客席のボルテージがMAXになるのをまざまざと感じました。
サビの部分でステージ上に火柱が上がる演出があり、どよめきが起こっていたのが印象的でした。
隣の人が自分の倍速でヘドバンしてて思わず二度見した

M3.Symbol II:Air

前曲から息もつかせぬまま『ELEMENTS』から2曲目の演奏へ。
神奈川公演ではまだ曲配信から期間が浅かったこともあり、オーディエンス全体が手探りの状態だったようにも見受けられましたが、今回は皆さんの動きが良い意味でバラけていて、自分の思い思いにノっているような印象を受けました。
この曲はそれでいいと思いますね。

M6.暗黒天国

前回は予習不足でイマイチ適応しきれなかったのですが、今回はしっかり曲に合わせて動くことができました。
ベースラインがめちゃくちゃ好きなんですよ。

M7.Choir 'S' Choir

イントロのコーラスが流れると歓声が上がるこの曲。
個人的にライブ音源で聴いて欲しい曲の中でも上位に入ります。
CDでも十分に音が重いのですが、現地で浴びると迫力が数段違うんですよね。
特にリズム隊の表現力には驚かされると思います。

M8.Symbol III:▽

今公演最大の目的。
2ndの愛知公演に参加できず、配信もなかったため目撃できなかったことを悔しく思っていたのと、100%ライブ映えするであろうということで楽しみに待っていました。
その期待に違わぬパフォーマンス。曲の性質上、ひとつのミスが重くのしかかりそうなものですが、ドロリスの歌唱・オブリビオニスの演奏ともに素晴らしかったです。
盛り上がる曲だけではなく、こういったスローバラードで観客の視線を釘付けにすることができるのも、このバンドの魅力だと思っています。
喉からCD音源とはまさにこの事。いやそれすらも越えてきたかもしれません。
これを聴けただけでも大満足。

M9.キーボードソロ〜Mas?uarade Rhapsody Re?uest

前曲が前曲なだけにどう繋いでくるのだろうと思っていたら、まさかのキーボードソロ演出!
美しさももちろんありましたが、どこか狂気を帯びているような演奏であり、曲が進むにつれてその度合いが一層増していったようにも思えました。
客席全体がただただ呆然と立ち尽くしているような、そんな雰囲気に。

そこからの繋ぎでドロリスの歌唱が始まるとまた活気を取り戻し、いつものヘドバン上等のラプソディで熱気が再び最高潮になりました。
ブレイクダウン前に毎回歓声が上がるのめちゃくちゃ好き。

M10.堕天

興奮冷めやらぬまま、カバー曲でも屈指の盛り上がりを見せるこの曲が始まりました。
曲数が多くなるとカバーはどうしてもセトリ落ちしがちですが、これは今後も演奏し続けて欲しいと願わずにはいられません。
別曲レベルで自分たちのモノにしてるので。
配信での映像だと2番Aメロでいろいろあったようですね

M11.Ave Mujica

激強曲3連発に思わず叫んでしまいました。
少し前まで静まり返っていたとは思えない空気です。
この曲のサビはえげつないUOが回るイメージでしたが、今回はリストバンドライトだったこともあり、普段とは違う新鮮な景色が観れました。
良い意味で既存の概念を壊していたと思います。
腕グルグルしてた人もいたらしいけど
そして、後から判明したのですがこの曲だけ自由にライトの色を変えられるようになっていたらしいです。全く気づかなかった…

M12.Angles

僕がAve Mujicaで1番好きな曲
直前の幕間劇がSymbol IVに繋がりそうな雰囲気の中で、まだ演奏されていないこの曲はどうなるのか?
流れの通りスタートしたら、この曲が割り込む余地はないのでは?セトリ落ちしてしまうのか?
そんな不安がよぎる中、劇終了後しばらくして流れてきたイントロで、同じくAnglesオタクの相方と一緒にガッツポーズをしてしまったくらい、待ちわびていた曲でした。
1番の静かな出だしから、2番のドラムが入る瞬間の到達感ですよ、やっぱり。
それに加えて、今回は2番Aメロからのモーティスのギター(アルペジオ)がCD音源より強く聴こえて、それがこの曲の良さをより引き立てていたように思えました。
今回がベストアクトかもしれません、本当に感動しました。

M13.黒のバースデイ

2番Aメロのアモーリスがめちゃくちゃカッコいい(現地2公演連続2回目の感想)
ライブ後に気付かされたのですが、このセクションは前後の曲共々『(世界の)誕生・創造』がテーマになっていたんですね。思考の足りなさが露呈してしまった

M14.Symbol IV:Earth

お待ちかねSymbolシリーズ。
この曲もライブで聴いてこそだと思っていたので、初披露の場に立ち会うことができて良かったです。
これまでのどの曲とも違うとにかく壮大なバラード、それに負けない各々の演奏力・歌唱力にただただ脱帽するしかありませんでした。

M15.Ether

この曲が今公演のトリなのは発表当時から予想できていました。明らかに曲調がそういう感じ(語彙力不足)なので。
ですが、IVが終わった時点で一旦退いたので、もしかしたら次回に持ち越しなのでは?という余計な心配を抱いてしまったのですが、幕間劇の後にしっかりやってくれて安堵しました。
本公演の目的、全て達成です。
この前までの劇と合わせて、純粋な光を見つけてハッピーエンドではない、どこか含みを持たせたTo Be Continuedであることは、あまり考察の得意ではない僕でも十分感じることのできるくらい、ステージから伝わってきました。

演奏終了後、光を浴びながらやりきった仕草をするメンバーたち、ついにMC解禁か?とも思いましたが、言葉を発することなく去っていくのを見届けて、「良かった、世界観は守られた」と失礼ではあるものの安堵してしまいました。

告知すらも後日に任せる徹底っぷり。
これでこそ、僕の好きなAve Mujicaです。


幕間劇

上述の通り、元来こういった劇についての考察はあまり得意ではありませんが、そんな自分でもメンバーそれぞれが悩みや辛い過去を抱えていて、それが一筋縄ではいかなさそうなことはしっかり肌で感じとりました。
特にドロリスとモーティスは単純な闇ではなさそうですね。
4thライブ、ひいては来年1月から放送されるアニメにますますの期待が持てるようになりました。


演出

全編通して、リストバンドライトでの演出が上手い具合にステージパフォーマンスとマッチしていました。
一面揃うだけでなく、曲によってはライトが一切点かずにステージの光のみの時もあったりして、無線制御の凄さを思い知ることとなりました。
B席の上の方だった分、全体を見通すことができ、今回はここでも全然良かったなとか思ったり。
もちろんS席の近さを見たら、次はここで声援送りたいなとも思いましたけど!!!
ともあれ良い演出でした、今後も毎回とは言わずとも、観てみたいですね。



総括

行くかどうか悩んでいたのがバカらしくなるほど素晴らしいものを鑑賞させていただきました。

やはり僕にとってはAve Mujicaこそが至高であり、いま1番熱く追うことができるバンドなのかもしれません。

無駄のない洗練されたパフォーマンスというのは、人によっては面白みがないだとか、瞬間最大風速が足りないと言う方もいるでしょう。
それでも、そこに至るまでに血の滲むような努力をして、バンドのコンセプト上少しでも歯車が狂ったら公演自体が台無しになりかねない雰囲気の中、極限のプレッシャーに苛まれる状況でライブをやり遂げるというのは、なかなかできることではありません。
そんな中で最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、常に自分を磨き続けているこの5人は紛れもなくプロフェッショナルだと思っていますし、だからこそずっと追い続けたくなる、そんな魅力を持ったバンドだと再確認しました。


でもアクセス(というか渋滞)だけはどうにかして…
おかげで終電逃したし

という文句はAve Mujicaと全く関係がないのでさておき、この幕間の物語がどう続くのか?というのは、現地へ足を運ぶ楽しみのひとつになりつつあります。難解すぎて分からない部分も多々あるけど
次のライブからは全く新しいストーリーが始まる可能性だって十分あります。

それと楽曲について。今回のライブは実質『ELEMENTS』を引っさげての公演でしたが、Ave Mujicaのほぼ全ての楽曲を作詞・『Symbol III:▽』以降は作曲にも携わっているDiggy-MO’さんのインタビューにもあった通り、「全方位に強い楽曲を1つは作るべき」という言葉に恥じない楽曲の強さを、生で浴びた事により改めて実感しました。

ステラシアターの音響も、個人的にですがかなり良かったように思えます。

次の4thライブまで約2ヶ月とかなりスパンが短いですが、新曲を披露してくるのか、それとも既存の楽曲で世界観をガチガチに固めてくるのか、とても興味深いところですね。

それに加えて、
・なぜ対バンではなくゲストアクト方式でRoseliaを呼んだのか?
・それをナンバリングライブでやる理由はなんなのか?(これに関してはMyGO!!!!!とAve Mujicaはツアーとバンドリ全体の周年ライブ以外の公演を全てナンバリングにしている可能性もありますが)
・ホールのような規模での公演から、アリーナに会場を移したのはなぜか?
などなど、形式的な疑問点も多い次回のライブ。

当日答え合わせができるのを楽しみにしつつ、待っていたいと思います!
それではまた12月に!

↑ハッシュタグミスったことに気づくのが遅くて再投稿を諦めた


P.S. 『ANIMAX MUSIX 2024』にも行くかもしれません。


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