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父、3回目の恋!そしてカオスは会社へ…
父の周りがなんだか騒がしい。
理由はシンプル。
はーちゃんがオンナの証拠探しに全力投球してるから。
• 父の後をつける
• ホテルに電話する
• 携帯のチェック(もちろん無断)
……もう、探偵を本業にできるんじゃないかってレベルで、毎日捜査に勤しんでいた。
で、まあ、色々あったわけですよ。
慰謝料、新築の家、会社のこと……このへんドロドロしすぎて、割愛。
結果、離婚にたどり着く。
ーーー
そして、現れる3人目のオンナ。
これがまたすごい。
まず、目力が猫どころじゃない。
鷹?ジャガー?いや、もはや獲物を狙うコモドドラゴン。
獲物(=父)をロックオンして離さない、野生の王国感がすごい。
そして、彼女の主食はビール。
食事ではない。主食。
メニュー表を見るときも、食べ物ではなく「ビールの種類」を最優先で確認。
で、当然のように父は、
**「俺は女を見る目がある!!」**とベタ褒め。
姉も「すごーい!お似合いだね!」と全力で話を合わせる。
私?もちろん、黙るよね。
ーーー
最初の顔合わせは焼肉屋。
でも、そこでの会話は正直ほぼ覚えていない。
強烈すぎて、脳が情報処理を拒否したんだと思う。
ただ、別れ際の一言だけは、今でも鮮明に覚えてる。
「山田太郎(仮。ここは父のフルネーム)を宜しくお願いします!!」
いやいやいや。
私たち、あなたよりも長く山田太郎と付き合ってるんですけど。
選挙活動並みのノリで訴えられても、困るんですけど。
そして時は流れ、はーちゃんが会社を去る。
そしたら今度は父が、急にこんなことを言い出した。
「お前、会社に来てくれんか?」
……いや、ちょっと待って??
私、いま育休中だけど会社に勤めてるんだけど…めちゃくちゃ悩んだ。
悩みに悩んで、最終的に行くことにした。
ーーー
そして後日、恐ろしい事実が発覚する。
「あの子(私)を会社に入れたらいいって、私が言ってあげたんよ!」
えっ?????
なぜパッと出のあなたが会社の人事に口出ししてるんです?????
しかも、結果として私は父の会社に入社。
でも、この決断が、カオスをもっと加速させる日々の始まりだった。
なぜなら、社内メンバーがこれ。
・父(社長)
・私(新入社員)
・旦那(社員)
・姉(のちに社員)
・3人目のオンナ(のちに社員)
家族、詰め込みすぎでは?????
さて、この会社、どうなることやら……。
ーーー続く!