【聴講】一尾さんを招聘した赤坂先生の講義
上教大院の赤坂教授の講義に瀬戸ツクルスクールの一尾茂疋さんが来られるということで聴講をしてきました。
瀬戸ツクルスクールについて
ツクルスクールには何度かお邪魔しているし、一尾さんともたくさんお話しさせてもらっているのに、今日は何度も刺された感じがしました。
それを突き詰めて考えると、結局自分は分かったり考えたりした気でいて、やりきっていないよね、というところに帰結するのかなというところです。
阿部先生が「ラディカル」と評するように、一尾さんは現在の日本の立ち位置(人口減少、少子高齢化、中央集権化)を前提として、公教育の制度疲労を根拠をもって示していました。
さらには、「地方分権」へと舵を切るために、教育を中心に据えて地域を考えるという視点を示しています。
これについては120%同意なのですが、その解像度が一尾さんと自分とではレンズ付きフィルムと一眼レフの差異ほどもあるなと改めて感じました。
能力の有無の前に、そもそも考えるのをそこそこでやめていたんだなと突きつけられたような感じもします。
ここいらを怠ってはならないなと思いつつ、後期から現場復帰してできるのかと自身に懐疑的でもあります。
また、幼児を抱える家庭では親が思考、行動両面で多動にならざるを得ず、腰を据えてじっくり考えるという場面から距離を置いてしまいがちだなと、育休的な観点では思うところもありました。
これを社会的資源の損失として捉えるなら、コミュニティ全体としてもう少し何とかならないかとも思うのであります。
と、問いの多い時間でした。
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