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【本】開業医の正体

開業医の正体(松永正訓, 中公新書ラクレ, 2024)を読みました。

開業医として、ライターとして活躍している著者が、医師を大学病院勤務医、一般病院勤務医、開業医と大別し、一般向けに論じている一冊。

医師と一括りにしてもポジションやキャリアの重ね方や思想がさまざまなのだということを簡明に理解できます。

思わず近くの総合病院とクリニックそれぞれでお世話になった医師の顔が思い浮かびました。

患者が病気をどのように捉えていくべきか、医師の発言をどのように解釈していけば良いか、はたまたどのように医療機関と付き合っていくべきか、などについても触れられています。

国としてクリニックと総合病院の位置付けをどうしたいのかや、それを診療報酬などの制度設計で実現しようとしているなど目から鱗の内容も数多くありました。

偶然、医療関係の友人と会ったこともあり、本書の内容を身近な情報と輻輳的に解釈できたのも幸運でした。

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