将来的にご機嫌なおばさんになりたい
ご機嫌なおばさん。それは私の人生の目標のひとつである。
ご機嫌な人間にとてつもなく憧れている。
くだらなくて、しょうもなくて、とぼけていて、陽気な人間になりくてしょうがない。
このように思い始めたのは、とあるラジオ番組の影響だ。
『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』
私はこの番組が本当に大好きで、毎週の楽しみだった。チームYでありNorthern Lightsであることを今でも誇りに思って旧Twitterのbioに記載している。
2020年10月11日の放送回で、朝井さんが「ご機嫌なおじさんになりたい」という話をしていた。綾小路翔のオールナイトニッポンGOLDを聴いた朝井さんは、ずっとくだらなくてつまらないダジャレを言い続ける綾小路翔さんと、ずっととぼけている森山直太朗さんに「ご機嫌なおじさん」を見たという。芯ははっきりしているけれど、気が抜けている姿に「ご機嫌なおじさんっていいな」と思ったそうだ。
そして、会社でも「いつでも話しかけていい人」がいると話が進みやすいよね、身近な人だと誰だろうと話題が移っていく。
ご機嫌な人間であることは、ある種才能である。そして同時に努力でもあるのだろう。
他者といる空間で常時にこやかな雰囲気を纏うためには強靭な精神力が必要だと思う。
職場にいる「ご機嫌なおばさん/おじさん」たちにかかれば、はじめ怒っていた人も帰り際には笑顔で握手を求めてきたりする。気持ちが沈みそうな話題でも踊り散らかしながら笑い飛ばして、気がついたら皆の顔が笑顔になっていたりする。
もはや魔法でしかない。
早くあれになりたい!!!
妖怪人間ベムになった気持ちである。
目指せ!ご機嫌なおばさん!というわけで、ご機嫌トレーニングを始めることにした。
トレーニングその①ダジャレを言う。
脳内では常に連想ゲームみたいにダジャレを探している。元々言葉遊びが好きなので単純に楽しい。ついでに日本語ラップに浅くハマっていた時期もあるので、韻も踏めないか探したりしている。
臆病なので口に出す練習はまだ足りない。
トレーニングその②エンタメに親しむ。
お笑いやラジオ、落語をよく聴くようになった。好きな噺家の好きな噺を文字起こしした狂気のWordファイルがいくつかある。
トレーニングその③なるべく声を上げて笑う。
声を上げて笑うのは下品だからやめなさいと教育されたのに、ごめんなさい母上。上品に笑う人も素敵で好きだけど、大きな口を開けて笑う人がいると場が明るくなると気が付きました。
なにより、客観視した時に「私笑ってる!」と思えると感情を素直に出せていることが嬉しくて更に笑えるので良い。
今現状の私は、公園でブランコに乗りながら「ご機嫌になりたい」と呟いている状態だ。
まだまだ目指すところは遠いけれど、地道な努力で20年後ぐらいにはご機嫌な人間になれているだろうか。
もし、皆々様おすすめのご機嫌トレーニングがあればぜひともご指導ご鞭撻願いたい。
ヨブンのこと、本当になんで終わってしまったんだ。どうか復活してくれないか?
一夜限りでもいいからさ。