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builderscon tokyo 2019 に参加しました
8月29日から31日にかけて東京電機大学 東京千住キャンパスで開催されたbuilderscon tokyo 2019に参加してきました。
発表は、DQNEOさんの「コンパイラをつくってみよう」と、yhayatoさんの「スーパーカミオカンデの開発と運用」がとても印象的でした。
コンパイラをつくってみよう
コンパイラは技術カンファレンスで時々見る題材ですが、フルスクラッチのライブコーディングで実装しているのは初めて見ました。
実行時にバグで動かなかないとき、聴講者が瞬時に実装の誤りを指摘するという参加者のレビュー力の高さにも驚愕しました。
その指摘が尽く正しく、こんなにもライブ感のあるライブコーディングは初めてでした。もはやモブプロでした。
とてもBuildersconらしい発表だったと思います。
スーパーカミオカンデの開発と運用
一方で、スーパーカミオカンデはある意味でもっともBuildersconらしくない発表でした。
カミオカンデの基礎の理論となる素粒子物理学の内容から始まり、情報技術から縁遠い分野かと思われました。
しかし、途中から観測とシステムが繋がり、我々のよく知るITテクノロジーの話がやってきました。
宇宙の現象を観測するということは、いつ起こるかわからないイベントに対してシステムは常に備えなければならないということで、システムに求められる信頼性がとても高いのですね。
データを破棄しないスイッチの話や、システムのボトルネックの話や、ケーブルの長さを揃える話など、ソフトウェアエンジニアとして日々業務で扱っている世界でありながら、別世界のようでした。
まさにDiscover Something Newでした。
ハイパーカミオカンデがとても楽しみです。
裏番組
「もしもハッカーの「サイバー攻撃日誌」が読めたら」という発表がすごく気になっていたのですが、自分の発表の裏番組で聞きに行けず無念でした。配信がないようなので、どこかで発表されることがあったら聞きに行きたいです。