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今こそはじめよう!保育士の働き方改革

「保育士の働き方改革」のすすめ

MiRAKUUの連載も2年目となりました。昨年度は採用を中心にお伝えさせていただきましたが、今年度はいよいよ「働き方改革」についてお伝えしたいと思います!
『異次元の少子化対策』を掲げる岸田内閣。保育士の配置基準見直しも検討していることもあり、皆さまの園でも今一度、配置を見直しながら働き方改革を進めてみてはいかがでしょうか。
我々風の森でも働き方改革の推進に取り組んでまいりましたが、現在は国基準の2倍以上の保育士配置を実現し、職員が心から保育を楽しみ、子ども達のより良い育ちに邁進する日々を過ごせています。

働き方改革の第一歩、ICTによる業務効率化

働き方改革は必要だと思っているけれど、何から手を付けていいかわかりません!という話をよく聞きます。まず、業務の効率化について何から始められるかを考えていきましょう。
一番簡単に導入できることとして、ICT化が挙げられると思います。

我々は、連絡アプリを導入したことにより生産性が格段に上がりました。具体的な内容について、まず1点目としては、登降園管理をアプリで行うことで朝夕の電話対応がなくなり、保育と保護者への受け入れ・引き渡しに集中することが可能になりました。2点目は、紙のお便りをすべて廃止し、データで作成したお便りを連絡アプリを使って一括配信することにより、印刷した手紙を折って連絡帳に入れ→失くしてしまった保護者に再度印刷して渡すといった作業がなくなり、大幅に時間を削減することができました。3点目として、月案や個別記録等もすべてアプリ上で入力することで、入力時間の短縮だけでなく、園長・保育者の訂正等の時間も削減し、作成から確認まで効率良く出来るようになりました。

ICTをを活用し効率化!


ただ、これらの大前提として、PCを職員に十分に配布することで、入力待ちのようなことがないような体制をとることも必要です。
それ以外にも風の森では、シフト作成のシステム化や研修のオンライン化も行っており、色々な角度から生産性向上に努めております。

ITが苦手でなかなか導入に踏み切れないという方もいらっしゃるかもしれませんが、PCやアプリについてはサポート体制もしっかりしていますので、是非トライしていただけたら働き方改革の第一歩を踏み出すことができると思います!

次回は、「配置を手厚くする効果」についてお伝えさせていただきたいと思っております。それではまた!


■MiRAKUU Vol.42(2023年春号)より


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