うわがき上書き考察
・はじめに
かなり遅くなりました。初めまして、僕はぴこです。
うわがき上書き公開からかなりの時間が経ちました。うわがきが発表されたときには久しぶりな昔のいよわ感にショックを受けていました。最近うわがきの季節になったと感じ、他の人の考察を見てたら、こここうなんじゃないか?これもありえるよ?という閃きが止まらなかったので今回うわがきの考察をします。初めてなので甘くみてください。
うわがきってストーリー比較的わかりやすいのに深みがあって考察してて面白かったです。
(※いよわやいよわの過去曲との関連についてはあまり触れず単にうわがき上書きの考察をします。)
・登場人物
ここまでは他の人たちと基本的に同じですね。
・ストーリー(概略)
おおまかなストーリーで言うと僕はうわがきが出来るのは1回のみ、という説を推しています。流れとしては
・正史(過去に戻る前の本来の世界)
男の子と女の子が仲良くなる
⬇
男の子に不幸が起こる
⬇16年以上後
上書きする技術が生まれ女の子は記憶を上書きする。
この上書き技術は過去に戻るためのものではなくあくまで「上書き」をするための技術です。そして過去の自分の脳に今の自分の脳を上書きすることで実質的にタイムリープをしているということですね。タイムマシーンみたいな完全なるファンタジーでは無いということです。だから応用すれば他の人と実質的に入れ替わることも出来ちゃうし壊れたものを元通りにすることもできる(本来はそういう使い方?)ということです。
・この世界の決まりについて
この世界には過去を変えようとすると上位存在にバレて全部元通りにされるという決まりがあります。全く同じ動きをすることは不可能なのでちょっとくらいなら大丈夫なのですが、他人やものに干渉して過去を変えたらバレて元通りにされます。
・タイムリープが1回目であることについて
これを知らないと考察が理解しにくいと思うので先に説明をしておきます。16年前に戻る→16年経って過去に戻る ことを繰り返せばいいので何回でも上書きは出来ます。しかし女の子のセリフに「それがわかったときにはもう、わたしは、時間切れになってしまった」というセリフから女の子は1度目のタイムリープだと推測することができます。ここでの「時間切れ」は男の子と過ごす最後の時間が引き止められないまま終わってしまった、という意味です。回数制限はおそらく無いので何度もタイムリープして過去は変えられないことを知った、というよりも1回目のチャンスの時間が終わってしまった、という方がスムーズに解釈することが出来ます。1回目の上書きなので試験的に宝くじや家出をしてどのような決まりがあるのか確かめたということですね。このとき女の子が男の子に会うことが出来なかったのは干渉して過去を変えることになるから、もしくは会いにくかったからだと思います。
・上書き
上書きから先に書いていきます。
・そもそもなぜピアノで弾いた曲を聞かせているのか
男の子のために過去に戻ってのきたならば何故ピアノを聞かせるのか、
僕はこれについて4つの理由があると考えました。
①喜ぶ顔が見たかった。
男の子はピアノを聞いて嬉しそうな顔していることから喜ぶ顔を見るために弾いた。
②うわがきの話にスムーズに持っていくため。
これね、今から16年後の曲なの。という言葉からスムーズに上書き技術の話に繋げられるから。
③何を話せばいいのかわからなかった。
男の子と女の子はどこかぎこちない雰囲気で、2人が会うのは久しぶりであると考えられます。他人やものに干渉して過去を変えてしまうと上書きされてしまうのでこれは正史でも久しぶり会っていたのではないか、と思っています。(正史でバス停で喧嘩をした、もしくは元々少し喧嘩していた上で久しぶりにバス停で会って喧嘩になった。)ただ、正史では気まずくて喋れなかったから話題作りのためにピアノを弾いたということですね。
④引き留めようしても無駄だとわかっていた。
上の文章から他人やものに干渉して過去を変えてしまうと全て元通りになってしまう、ということがわかります。
・ストーリー詳細(上書き)
さくさくいきたいです。
女の子の記憶は上書きされているので当時覚えていた大きめのピアノの場所を忘れている。
上と同様に女の子の記憶は16年以上後の記憶で上書きされているからそのときの流行りを詳しく覚えていない。(聞いたことは覚えている。)
男の子と女の子が会うのはタイムリープ後、初めてであることがわかる。
1度目のタイムリープでの、男の子といられるタイムリミットのことですね。
・男の子はバスに乗ったのか?
このあとバスのドアが開く瞬間に動画が終わっています。ここで疑問に思ったのが男の子はバスに乗ったのか?ということです。しかしこれはおそらくどちらでもいいです。バスに乗らなかったとしたら上書きされて全部元通り(男の子が目の前から消えてバスに乗ったことになる)になるから。バスに乗らなかったが上書きされて乗ったことになったとしても、バスに乗ってしまったとしても結果は同じで、うわがきにスムーズに繋がります。目の前で上書きされてバスに乗ったことにされたらそれはそれでとても辛いですからね。好きな方で考えればいいんじゃないかなと思います。
どちらかに矛盾があったら絞れるんですが……、見つけた方は教えてください。
・うわがき
16年前の自分に残されていた男の子との青春。居残った、という言い方はそのあと女の子に青春がなかった(過去に青春を居残らせてきた)ということを表しています。そしてその過去に残された男の子との愛しい青春は時間切れになってしまってさようならをしています。
女の子と男の子が久しぶりに会ったということもありますが、女の子にとっては16年以上ぶりの再開でつい口に出してしまったのでしょう。もしくは引き止めたけど上書きされてバスに乗ってしまったから男の子の記憶も上書きされてなかったことになったと考えたのかもしれません。
こじつけるなら男の子は事故によって記憶喪失になってしまった?と思ったのですが、うわがき に死んでしまったような描写が多いんですよね。( さようならあなたの温もりと暫しの幻よ や全体的な悲しみの度合い)
これが僕を含め、喧嘩説を唱える人が多い理由ですね。あの日に投げつけた(荒い言い方)戻らぬ一言よ と 喧嘩して女の子がつい強い言葉を投げつけてしまったと考えられます。
ここで難しいのが 私を裁いていますか という言葉で、これは喧嘩して強い言葉を投げつけてしまったことによってバスに乗ることになった、ということなのかなと思います。(多少こじつけになってしまいますが、喧嘩する前は違うバスに乗る予定で、喧嘩して男の子だけ何らかの不幸が起こることになるバスに乗ってしまった、ということです。)
((女の子は男の子の殺人を代行させて〜とかも考えましたが、そこまて険悪な空気でもないし恨んでいる様子もないので没です。そもそもそれでお別れを言いに来た っていう女の子がサイコパスすぎる。))
両手で掬うくらいのものしか上書き出来ないから、しぼんだ風船くらいの記憶を上書きしたんですね。
ここは本当に意味不明なところですよね。加水分解について調べたところ、「水分子が加わり、複雑な分子がより単純な構造に分解される。」らしいですね。使い方的にはこの意味が1番ふさわしいのかなと。(記憶と自我が単純化された??)
自我を出しても過去は変えられなかったということなんですかね?
開くには厚すぎた は 理科の教科書の裏表紙 にかかっているのではないかと思います。理科の教科書の裏表紙って厚いから…うん…。
裏表紙のようにちぎれた自我 という歌詞を見て思い出したのは、ああいう裏表紙って厚紙の上にツルツルの紙が軽く貼ってあることが多くて、小学校の時ツルツルの紙が剥がれてちぎれた人がいたような気がしなくもないなあということです。
((教科書はなんでもいいけど理科の教科書って厚紙の上にツルツルの紙系の裏表紙あるイメージ強いし加水分解とかけたいから理科にしたんじゃないんですかね?))
要するにあまりよく分からないです。ただ他の人よりはがんばりました。誰かここだけとても綺麗に考察してくださる方いないかな、、(僕が1番綺麗ですよねきっと)
あなた は男の子を表し、油性ペンで書かれた筋書き は過去は変えられないということを表しています。ここもかなり謎で、油性ペンで書かれた筋書き は消せないから正史で間違いないと思うのですが、あなたと同時にさようならしているからおかしいんですよね。
ここで助けてくれるのが「男の子がバスに乗らなかったが上書きされて乗ったことにされた」という説だと思ったのですが、最終的に正史に上書きされちゃってるからさようなら出来てないですよね?
それとももしかして男の子はバスに乗らなかったけどすぐにはうわがきされなくて、(カゲロウデイズみたいに男の子が死んでしまうということが確定していて)正史とは違うものによって男の子は死んでしまったんですかね?
・終わりに
うわがき上書きの考察は以上です。結構長くなって申し訳ないです。疑問や矛盾があったら教えてください。(静かに追記しておきます。)
全体を通してどこか「過去は変えられない」ことへの悲しみや辛さを感じた気がします。
いよわ…交通事故…………夏頃……………16年前………?
思い浮かんだけど真相は定かではないし僕が言うことではないので避けておきます。
また考察する気になったら考察します。
ありがとうございました。