小山町のガソスタのおじちゃん
ガソリンが少なくなったので、国道をおりて立ち寄った小山町市街地のガソリンスタンドにはおじちゃんとおばちゃんがいた。セルフではなかったので天井からぶら下がったホースで、レギュラー満タンしてもらった。
それまで人と会話することなく進んできたので、この旅で、人とふれあう最初のチャンスだった。
あのぉ、なんか、お腹減ってるんですけど、いま、なんか、あの、ここら辺でおすすめのお店みたいなのないですかね、、、、あなんか、小腹を満たすいいお店っていうか、、、?
お昼時も過ぎていて、けっこう閑散とした街だったので、あまりそういうお店はないようだったが、おじちゃんが丁寧に応じてくれて、おしえてもらった道の駅ふじおやまに向かった。
もうすこしおしゃべりしてお互いの身の上話くらいしたかったな、とも思ったけど、あれくらいでよかった。おじちゃんの語尾が若干訛ってたのがよかった。
旅をしていると、ドラマチックな出会いだけではなくて、こういう何気ないふれあいが積み重なっていく。むしろそういう何気ないふれあいこそ、ときには意識的に大切にしていくべきかもと思った。