
丸善で檸檬堂を飲めば、酒カス梶井基次郎になれる。
「もしも日本が銃社会だったらどうするんですか総理!」
「これあの、『ラブリースマイリー政治』ですね」
ということで、お久しぶりです。
先日、純日本人なのに、ハーフマラソンに出場した彼泥岸です。純日本人だということもあり、大変キツかったですが、無事完走しました。
そして、未だに残る筋肉痛と共に目覚めた今朝方、ふと、思ったんですよ。
丸善で檸檬堂を飲めば酒カス梶井基次郎になれるんじゃないか
って。
とりあえず家から一番近い丸善を調べると、約7kmと出た。なるほど、6分の1マラソンですか。ハーフマラソンと比べ血が薄まってきているとはいえ、純日本人には少々ハードルのある距離。オマケに筋肉痛と来た。丸善に行くのは諦める運びとなった。運びコンプリートプラン。
一応、家から一番近いタイヤマルゼンも調べてみましたが、約10kmと話にならなかったので断念。
梶井基次郎を目指したはずが、結果的には檸檬堂を近くのコンビニに買いに行く、ただの若造に成れ果ててしまった。
そこらへんの桜の樹の下にでも生き埋めになろうかと、家を出てほっつき歩いていると、どこをどう歩いたのだろう、私が最後に立ったのは業務スーパーの前だった。
店に入るとすぐ目の前に、79円でレモンが売られていた。あまりに安っぽく濃淡も奥行きも無いその楕円形を見ていると、急に醒めた心地になり、少しばかり冷たい視線を彼らに注いだのち、店をあとにした。
檸檬堂のことは完全に頭から消えていた。