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海外在住者でも日本の火災保険申し込みができた!

実家の名義変更に伴って、火災保険の変更を迫られました。
今までは教員だった父が加入していた教職員組合保険で、加入できるのは現職教員か元教員のみ、つまり先生という肩書が必要不可欠なものです。


海外在住者の保険加入の難しさ

最近日本ではさまざまな保険の見直しがさかんで、幅広い選択肢があります。
私の場合、「海外在住者でも入れる」が第一条件なので、海外にも拠点を持つ大手保険会社数社に直接問い合わせてみました。
結果はどこも同じで、「海外にお住まいの方には適用されません」と跳ね返されました。
世界的に知られた保険会社でテレビCMを流しているところもでも、日本在住でないと加入できないのは少し残念です。

保険の窓口

叔母に相談するとテレビでお馴染みの「保険の窓口」はどうかと言われ、ネットで見るとオンライン相談も可能とありました。
急ぎだったので、店舗指定なしで翌日の朝一番の相談を申し込みました。
オンラインなので全国にある支店の、手が空いている方が担当してくれるようです。
話を聞いてくれたのは実家から300キロ以上も離れた、とある街の女性担当者でした。
(海外在住者の相談は)初めてのケースなので、周りにも聞きながら進めますね、と言って話を聞いてくれました。
最後まで話し終わると、「火災保険は義務ではありません」と言われました。
えっ???
保険って絶対じゃないの???
青天の霹靂でした。
火災保険は車と違って、自分の過失で隣家に被害が及んでも、相手に対して補償金を払う義務はないそうです。
ただそれでは人間関係がこじれてしまうので、保険を通して相手に見舞金を払う制度があると説明してくれました。
持ち家、賃貸に限らず家の保険はセットだと思い込んでいた私は、真正面から頭突きを喰らった思いでした。

オンライン申し込み

2回目のオンライン相談で、海外在住者でも加入できる「三井住友海上の火災保険」を紹介してくれました。
二つ返事でオッケーして、地震保険とセットで5年契約することになりました。
手続きは全てオンラインです。
スマホのアプリで契約内容がわかるので、ペーパーレスにも繋がります。
必要な部分だけ印刷して手元に置くこともできます。
3度目のzoomミーティングで正式に契約書にサインしました。
オンライン契約なので印鑑は不要です。
これも海外在住者には大きなメリットです。
全て終わった瞬間の安堵を、この先忘れることはないでしょう。
最後まで誠意を持って対応してくれた女性担当者には感謝しかありません。
スマホのアプリを見ると、髪の長い笑顔の素敵な彼女を思い出します。
本当にお世話になりました。

最後に

私の場合猶予がなかったので提示された保険を受け入れましたが、根気よく探せば国内に住んでいなくても入れる保険がほかにもある可能性はあります。
多くの場合、
① 郵便物受取先が(国内に)あること
② 緊急連絡先がはっきりしていること
が条件だと思います。
時間があれば気になるところに直接問い合わせて比較してみてください。

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