馬券を賭けるだけだとあまり見えてこないあたり→中期・後期育成/外厩の話

最近、「競馬もの」の知識を欲していて、電子書籍でちょくちょく本を買ってる。

須田さんの以下の本は面白かったよ。


で、
ちょっと古い本なのだけど
最近、私が使ってる電子書籍で販売が開始した?河村清明さんの本がいろいろあったので関心があるものを買ってみた。

もう20年も前の本なので「馬産地の現状」については情報も古いだろうが、
いうても、そんなに現状が変わっているとも思えないかんじもある。


そのなかでわりと自分の興味を引いたのが、
「ピンフッカー」や「育成事業者(育成牧場)」の話だった。

ようは、
馬産⇒調教の間には段階的な「育成」があって、
それのみを担うような「専門家」が育っているという話。

その当時の話だけど、
浦河のBTC(公益財団法人軽種馬育成調教センター)という施設を活用して
生まれた仔をそれなりの年齢になったら預かって鍛えたり、
独自の施設で「競走馬として育てていく」という。

この本が2002年に刊行?だったと思うのだけど、
いわゆる「馬産」や競馬業界が低調にあえいでたときに
この「育成事業」だけは活況で、若手が独立するなどしていたと。

で、
ここでいったん #一口馬主 として出資をしたターファイトクラブさんの「近況」のあたりに話が飛ぶ。



これは自分が無知だっただけなんだけど、
牧場で一定の年齢まで行くと、「〇〇で調整されています」となる。
この〇〇が育成牧場。

新聞など外に出てくる情報もだいたい生産地・馬主・調教師・騎手といった主体であって、
なんとなく「牧場で育つ⇒調教師が調教」というイメージがあった。
完全に現状を知らなかっただけだった。


競走馬のサイクルは、大きく生産、育成、競走のそれぞれのステージに分けられるが、さらに育成のステージは、生まれてから離乳までの初期育成、騎乗馴致前までの中期育成、騎乗馴致から入厩までの後期育成に分けられる。この中で特に後期育成を専門に行う牧場を育成牧場という。後期育成期は、競走馬としての基礎体力や躾を身に着ける上で大切な時期である。これまでこの時期の管理技術については「強い馬づくり」を目指す日本の最も弱い部分とされてきたが、近年、競馬欧米諸国の競馬先進国を範にして、大きく進歩してきている。



競馬用語辞典 育成牧場


今回、気になった部分は「後期育成」というステージらしい。

クラブの「近況」をちらほら読んでいても、
この「後期育成期は、競走馬としての基礎体力や躾を身に着ける上で大切な時期」という言葉がほんとに大事で、
さらに言うと、ここの時期にトラブルがあったり、
馬と人間の信頼関係がちゃんと築けていないと
調教ができなかったり、デビューができなかったりする。


というわけでオチがある話ではないのだけど、
自分は「人が育つ」にも関心あるけど、
「馬はどう育つか」についてもけっこうな関心がある。

その意味でいうと、
種牡馬と繫殖牝馬から生まれて、
ある程度の馬は
生産牧場⇔育成牧場・外厩⇔内厩
で育っていく。

「走らせてみなければわからない」
というのが正直ななかで、
どうしたらいい競走馬になるのか。

引き続きこのあたりは関心を寄せていこうと思う。


これまでよくわからなかった「外厩・内厩」の話もだいたいわかった。
内厩は美浦・栗東のトレセン。
外厩はそれ以外の育成の場。

いくつか見たのをメモ程度に。


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