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一口馬主のクラブ会員になって実感したこと→「馬は育てられて競走馬になる」

■ありがとうございます

なかなか難しいと思っていた
谷川牧場さんの満口馬の抽選がありがたいことに当選になり
申し込んだ口分の出資金(馬代)をお支払いして
今回はキャンペーンでかからなかったけど入会金をお支払いし

晴れてクラブ会員となりました。
とてもうれしいです。



■会員特典


で、
会員になると、会員特典というものがあるわけで。
ここからはクラブごとの特徴や違いがあると思うのだけど
自分が選んだターファイトクラブさんは
ログインすると
ウェブサイトでいろいろな情報が閲覧できるようになった。


例えば…という内容ですが、
一般的な会員向けの「お知らせ」から、
「現役馬情報」「当歳/1歳馬情報」、
「調教動画」や「調教時計」、
「レース結果の速報」、さらに馬の「写真」などなど。

その他にも、
自分が出資した馬や気になる馬を登録して情報を集約したり、
いろいろ応募したりするフォームなどもある。


あと、
サイトによると浦河のホテルが会員価格で泊まれたり、
2年ごとに金券をいただいたりできるとか。


■ここ最近、見ていてなるほどと思ったこと


馬産や牧場、競馬関係者の方からすると
「当たり前だろう」という話だと思うし

近い話でいうと、
子どもが育つ過程にも感じたこと。

つまり、
人間で言うと「人は育てられて人になる」
馬で言えば「馬は育てられて競走馬になる」
という当たり前なこと。
かつ、表面的にはわからず、馬文化に関わらないと実感できないことかなと。


具体的には、
各馬にはそれぞれ週報や臨時で
育成関係者牧場さんや調教師さんのコメントがつくのだけど、
それこそ「2020年生まれの募集馬」はデビューできている馬もいれば、
この時期だとようやく調教をできるようになったり、
調教はしているのだけどタイムを求める走りができていなかったり、
目に見えて疲労がわかって休んだり、
レースは決まっていたけど大きめのトラブルがあって手術や放牧に出さざるをえなかったり。
本当に一部の一部が、デビュー戦で勝利したり、数戦を経て未勝利を脱出できたりする。

そういう意味では、
この喜びは本当に代えがたいものだろうなあ。


別の意味でさらに胸にクるのは、
例えば2019年生まれの、
いわゆる未出走馬や1戦して未勝利の馬のコメントを
全部読んで感じる「無事是名馬」という言葉の重みや、
「ボタンの掛け違えやタイミングが違っていたら別の活躍もあったのでは」
という希望とも絶望とも言える感想など。

特に、
それなりに血統的にも期待を持ちたいと感じる馬が、
「気性の問題で調教をうまく消化できない」
「しばらく順調だったのに、ちょっと強めに調教で追うと
すぐに脚部不安が出てハードな調教ができない」
という様子を見ていると、
本当に何とも言えない気分になってくる。



…というわけで、
特に結論がある話ではないけど、
会員になって一般の方があまり知りえない情報に触れたことで、


どれだけの多くの関係者各位・馬自身の努力があり、
さらに大きなケガなく走るという、幸運にも恵まれて
競馬というものが成り立っているのだなあと改めて感じたよ、という話。


2歳夏時点で、
それなりに調教でもタイムが出て、
ゲートを必要以上に怖がらず試験も合格し、
デビュー戦にこぎ着けたという時点で
すでに尊敬の対象だった。



馬に関わる「努力と幸運」は、
ゆうきまさみさんの『じゃじゃ馬グルーミン☆UP!』(小学館)でも書かれていたテーマの1つだなあと。
このあたりはまた別の記事でも書いてみようかなと。



■まとめ

  • 晴れやかさの裏にある各位の不断の努力と幸運とエトセトラに敬意を表したい

  • 良い話も難しい話もあるけど、自分の出資馬や関わる馬たちが少しでも素晴らしい時間を過ごせますように

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