短編 | アナログ巌流島

今となっては昔のこと。
僕たちはファミコンで『巌流島』をしていた。


👩「なんかさぁ、このゲーム飽きてきたんだけど」

👨「モモちゃんがチャンバラやりたいって言うから、『巌流島ゲーム』にしたんだよね」

👩「そうなんだけどさぁ、武蔵と小次郎しかキャラが選べないのって、つまらなくない?これだったらさぁ、リアルにチャンバラしたほうが面白いと思うんだけど」

👨「じゃあ、やるか!リアル・チャンバラ😊。一応、木刀2本あるからさ」

👩「ホントに😃💕⤴️。やろう、やろう」


かくして僕たちは、木刀でチャンバラごっこすることになった。

最初は笑いながら遊んでいたのだが、徐々に僕たちはマジになっていった。

👩「いてて。ユウくんはさ、手加減って知らないの?」

👨「だってモモちゃんは性格的に手を抜かれるの嫌でしょ?」

👩「そりゃそうなんだけど、わたし、こんなに流血してるのに。わたしもマジになっていい?」


気がついたときには、僕たちは。。。

🧟🧟‍♀️🧟🧟‍♀️🧟🧟‍♀️🧟🧟‍♀️🧟🧟‍♀️🧟🧟‍♀️🧟🧟‍♀️


おしまい


#アナログ巌流島
#毎週ショートショートnote

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山根あきら | 妄想哲学者
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします