なんか、さゆらりっているなって。。。
なんか僕は今、さゆらりっている。
たくさん話したいのに、話したいことがない。
たくさん人の話を聞きたいのに、なにも聞きたくない。
悩み事がいっぱいあるが、その解決法は分かっている。気持ちひとつがパッと変われば、嘘のように解消される悩み事なのに、最初の一歩を踏み出したくない。踏み出せば解決に近づくことは分かっているのに。。。
誰かの声掛けひとつで変わるのは間違いないのに、掛け声を聞いてしまったら僕は動かなければならない。だから、聞きたくない。今のまま、ぼーっとしていたい。
なにが原因だったのかわからない。わかったところで、意味はない。原因が何であったにしろ、解決法は見えているのだから。
それに、原因を知ってしまったら、生きていくのが嫌になることだけは分かっている。だから原因は知りたくない。
ひとりでいたいのに、ひとりでいたくない。人を求めているのに、どうせ他人にはわかりっこないと思う。これは間違いない。実際に話しても、相手を傷つけ、自分も傷つくだけだから、なにも話したくない。
そういう気持ちのとき、僕は「さゆらりる」という言葉が思い浮かべる。これは、いくら他の言葉で説明しようとしても、どうしても違和感がある僕に独特の感覚で、「さゆらりる」としか言いようのない気持ちなのだ。
「さゆらりる」って言葉がもしかしたらあるのかな?、と思って調べてみたが、案の定、見つからなかった。だって、僕の脳裏に単に思い浮かんだ言葉に過ぎないのだから当然だ。
言葉とは、人によってニュアンスは異なっても、共通する何かがあるから、誤解があったとしても他人に伝わる。
「さゆらりる」という言葉は、今の僕の気持ちを表すのに最も適切な言葉だが、そんな言葉は僕しか持っていない言葉だから誰にもわからないだろう。いくら説明しようとしても、ますますさゆらりるばかりで、違和感が大きくなる。
だけど、僕は今、間違いなく、さゆらりっているのだ。
「さゆらりる」で検索したら、下のような音楽にたどり着いた。
僕の「さゆらりる」という感覚とは一致しないのだが、どことなく一致しているような気もする。まったく知らない人だったけど。。。
「さゆらりる」ってなんなんだろう?
考えれば考えるほどうまく伝えられない。さゆらりるとしか言いようがない。
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