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400字のエッセイ | 人の幸せを自分の喜びにできる人って幸せだよねっていう話。

勝負事をする。
勝てばうれしい。
負ければ悔しい。

 だが、お互いにベストを尽くした結果なら、負けも悔しい気持ち一色とはならない。自分より努力した人がいたことを受け入れて、相手の喜びを自分の喜びとすればよい。自分が喜んだからといって、相手の喜びが減るわけでもないのだから。喜びというものは、二つに分けると半分にはならず、二倍になるという不思議な性質を持っている。 

勝てばうれしい。
負けてもうれしい。
どっちに転んでもうれしい。

 夢のような話だが、幸福感に満ちた人は、みな無意識的に実践しているのではないだろうか?

お金が減ると悲しい。
お金が増えるとうれしい。

お金が減るとき、誰かのお金が増える。喜ばしいことだ。それに、自分のお金が増えるとき、誰かのお金が減るということでもないだろう。

勝っても負けても嬉しく、増えても減っても嬉しいと思うこと。

勝ちも勝ち、負けも勝ち。どっちにしても勝ちならば、勝負事は勝ちだけになる。

(400字のエッセイ)


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山根あきら | 妄想哲学者
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします