たまたま魂が抜けるとき
華があっても私には
花はなきものとなる
魂の抜けた花は
虚空を旋回して
千回呼んでも見えはしない
あなたはだ~れ?
もう一人の私が尋ねる
ここに私はいるだけで…
あなたには華がある
笑えば…だけどね
あっそう…
笑えない私には
華がないのかしら?
私はあなたを糾弾する
あなたには華がある
泣けば…だけどね
あっそう…
泣けない私には
華がないのかしら?
私はあなたに拗ねてみる
花は花のままでいてね
花はそこにいるだけで
華があるよ
私はその言葉を
待っていた
私は花のままで
ありつづけたいよ
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