未経験からのエンジニア転職
zazaza@01と申します。
この度、未経験からエンジニアに転職したので、その行動を記録しました。あまり参考にならないかもしれませんが、こんな奴もいるんだ〜程度に思ってもらえれば幸いです。結構長くなったので、まとめだけでも見てもらえれば。。
先に結論
現在は、秋田の受託開発企業に入社し、某大手企業の一部サービスの開発、運用保守を務めています。
8月末に入社したので、まだ1ヶ月程しか経ってないですが、毎日充実した生活を送っています。
簡単な経緯
2014年3月関西の大学卒業→ 新卒で兵庫県の市役所入庁 → 2021年3月末退職 → 2021年4月から7月中旬まで転職活動 → 8月末にエンジニアとして受託開発会社に入社
簡単に書くとこんな感じです。
そうです。最近流行りの公務員からエンジニア転職です。笑
でも、自分なりのちゃんとした理由があったのです。。
転職のきっかけ
実際、公務員を退職してエンジニアへの転身を決めるまで約1年くらいかかりました。結果的に、それでもエンジニアになりたいと思った理由は、市役所時代でのSEとの出会いでした。
前職の話になってしまいますが、自分は入庁してから7年間ずっと同じ部署にいました。ちょうど5年目の時に部署で使用しているシステムの切替業務を担当することになりました。
その時に、某大手企業のSE(自分より年齢は下)と出会い、約2年間一緒に仕事をしました。
運命共同体かのように色々話し合いながら仕事していて、自分の抽象的な要望にもしっかり応えてくれるとても素晴らしい方でした!
そこでSQLをゴリゴリ書いてるところを見ていて、自分もやってみたいなと思ったんですよね。
やってみたいと思った理由は、
単純に面白そうだなと思った。
コード書いてるのかっこいいなと思った。
からでした。超単純な理由です。笑
自分が最初に勉強し始めたのはSQLでした。なかなか特殊かもしれません。笑
勉強を始めてから、SEの方とは仕事と関係ない話を良くするようになりました。新しく導入するシステムにはJavaとC++が使われていることや、SQLはOracle Databaseを使用していること等、プログラミングのことはその方から色々聞きました。ここでエンジニアとしての職業に興味を持ち始めます。
2年に及ぶ業務が終了し、自分もそろそろ他部署に異動になるであろうと考えていた時に、ふと思いました。
エンジニアとしてのキャリアを歩んでみたい。
その時の年齢で28歳。これからの30代どう生きていくかとか色々考える時期に、こう考えてしまいました。ちなみに7年目でも部署異動はなかったです。
そして、未経験からエンジニア転職を調べまくっていけるかもしれないと判断→テックキャンプに入学→市役所を退職してから転職活動を開始→今に至ります。(何を隠そう自分はSNS炎上系スクールに通っていました。笑)
今思えば、市役所でこの業務を担当していなかったら、今も全然市役所で働いていますし、SEの方と出会えていなかったら今も全然市役所で働いています。
これも何かの縁なんだなと思いました。市役所に対する不満は全然なかったですし、公務員の7年間は本当に楽しくて、今でも職場の人とは付き合いがあるくらいです。
ただ、市役所での先を考えるとワクワクはしませんでした。自分の市役所でのキャリアから周囲の環境、私生活まで先が見えてしまったからです。
だから、リスクがあっても思い切って飛び出してみたいと思い、実際に飛び出しました。これもまだ若くて独身だからこそ出来たことだと思います。
きっかけのまとめ
前職での業務と人との出会いからエンジニアを目指すようになった。
公務員に対する不満があった訳ではない。超円満退職。
誰が何と言おうと、自分がワクワクする方に進んだ。
勉強内容
勉強していた技術
Ruby / Ruby on Rails / SQL / Git / HTML / CSS / JavaScript / AWS
勉強時間
平日 :2〜3時間 休日: 7〜8時間
2020年10月から半年間テックキャンプで勉強していました。
2019年1月頃からテックキャンプ入学までは、休日しか勉強していなかったのですが、一応独学でRubyやSQL等をProgate、ドットインストールを使って勉強していました。
テックキャンプのカリキュラムは3ヶ月くらいで終わって、残りの3ヶ月でチーム開発と個人でのアプリ開発をしました。
テックキャンプでの半年間はとても楽しかったですし、自分にとってはとても有益でした。自分達でわからないなりにGitを使ってチーム開発できたのはとても良かったなと思っています。
実践した勉強方法は以下のとおりです。
ひたすらコードを書く。不明な文言は調べてメモを取る。
わからない文言は、調べてメモしていました。メモツールはEvernoteを使用していました。(現在はNotionを使用しています。)
コードは、UdemyやTechpitを使いながらハンズオンで書いてました。
エラーが出たらひたすら原因を追求して、メモを取る。
エラーが出ると何となく解決してしまうことがよくあったので、原因と対処法をメモしていました。
コードは覚えない。処理の流れと概要を理解する。
フレームワークを使うと簡単に機能実装できてしまうので、どういう処理が走ってるかわからなくなることがよくありました。なので、根本的にどう動いてるのかを意識していました。
ざっと意識していたのは上記の3つくらいです。
そしてこれは反省点でもあるのですが、自分はQiita等でのアウトプットは一切していませんでした。。。
理由は文章に苦手意識があったことと、人にわかるように書かないといけないと思っていたからです。
今思うと、自己完結せずに発信すれば、他のエンジニアの方と繋がれる可能性しかないので、公の場で発信することはとても大事だなと思いました。
(これから自分も頑張って発信します。ボソボソ)
あとは、月1回の勉強会にも3回ほど参加させていただきました。未経験にも優しい色々な経歴の方が集まる勉強会でとても楽しかったです!
いつか関西に帰ってきたら、今度はLT枠として参加させていただきたいです。
他の人の話を聞くととても刺激になるので、勉強会参加はとてもおすすめです。connpass等のツールを使って探してみてください!
勉強内容のまとめ
テックキャンプは自分にとっては有益だった。
勉強時間はトータル約500〜600時間。
ひたすらコードを書いて、エラーにぶち当たり、メモを取る。
コードは覚えない。
Twitter、Qiita等での発信は大事。
勉強会への参加はおすすめ。
ポートフォリオ
個人アプリ:読書共有アプリ
使用技術:HTML/CSS/Ruby/Ruby on Rails/Git/AWS
作成の背景:最近本を読むようになって、読んだ本を共有したいと思ったから。
チームアプリ:家事分担アプリ
使用技術:Bootstrap/Ruby/Ruby on Rails/Git/Heroku
作成の背景:チームの1人が結婚することになり、奥さんとの家事分担に困っていたから。
タイトルを晒すだけでも正直恥ずいです。。笑
どっちも簡単なCRUD機能にいいねとか星レビューとか付けただけです。汗
最近SPA化して、Docker,CircleCI使って〜とか言われてますが、全然使いませんでした。(というか使えませんでした。汗汗)
AWSはEC2/ELB/Route53を使用して、一応SSL化にはしています。自分はここまでが精一杯でした。汗汗汗
全くもってダメダメポートフォリオでしたが、面接ではあまりポートフォリオについて聞かれなかったのでこれくらいで良かったのかもしれません。笑
ただ、自分で考えて作ったことが伝わるように、作成背景については明確にしておいた方が良いと思います。
自分は理由は適当でも思い入れがあればOKということにしましたけど。笑
ポートフォリオまとめ
アプリ開発はそんなに凝らなくていい
せめてSSL化にはしておいた方が良い。(セキュリティ面で)
作成した背景は明確にしておくこと。思い入れ大事。
転職活動(履歴書)
テックキャンプを4月に卒業して、約4ヶ月間転職活動をしました。
応募企業数:約40社
書類通過:7社
内定:1社(今の会社)
書類通過率はだいたい15%くらいでした。
履歴書を書く時に意識したことは「前職の経験から生かせること」でした。
エンジニア未経験なので、技術力は全くもってダメダメです。それは面接官もわかっています。
なので、前職で何を経験して学んだか。それをエンジニアとしてどう生かすかを考えました。
恥を忍んで一部晒すとこんな感じでした。。
今思うと超絶に薄い内容ですが、当時の自分にはこれが精一杯でした。。
ただ、実際に小さくても業務改善を行った経験は評価していただけました。
後は、実績を数値化することも大事だと思います。自分は業務改善の実績を無理にでも数値化しました。やったことだけ書いてもイメージしづらい業種だったので、イメージしやすいように数値化しました。
転職活動(履歴書)まとめ
書類通過率は15%くらい
履歴書で意識したことは、「前職の経験から生かせることは何か」
前職での実績を数値化する
転職活動(応募企業)
自分は企業へ応募する基準を以下のとおり決めていました。
受託開発企業
社内勤務(派遣ではない)
私服可能
上記を基準にした理由は、
前職で出会ったSEの方みたいに取引先の要望に応えられるエンジニアになりたかった。
SESは市役所の部署異動みたいな感じがしたので避けたかった。
単純にスーツが嫌だった。
当然、応募する基準は人それぞれですし、どの企業形態でもメリットデメリットは存在します。
自分は今までの経験を踏まえると、受託開発企業の方が経験を生かせるかもと思ったのでここを狙いました。(自社開発は自分にとっては敷居が高すぎました。)
ただ、受託開発でも上流工程なのかは確認したほうが良いと思います。
転職活動(応募企業)まとめ
企業に応募する基準は明確にしたほうが良い。
どの企業形態にもメリットデメリットはある。
転職活動(面接)
7社の面接を受けて覚えている限りの質問内容は以下のとおりです。
・簡単な自己紹介(1分くらい)
・個人(またはスクール)でどんな勉強をしていたか。
・プログラミングは楽しいか
・勉強で苦労した事はなにか
・1日何時間くらい勉強しているか
・前職への志望理由はなにか
・どういうエンジニアになりたいか
・今後勉強したいことは何か
・スクールのカリキュラムはどんな内容だったか
・希望勤務地について(大阪府外の場合)
・質問はあるか
思い出せる限りではこれぐらいで、どの企業も割と質問内容は同じでした。
志望理由とアプリについては、ほとんど聞かれなかったです。
自己紹介では、簡単なプロフィール(氏名,年齢,出身地,前職)、前職での簡単な実績と、エンジニアを志望したきっかけを約1分くらいにまとめて話していました。
面接で意識したことは、履歴書部分と共通していますが、「自分に何ができるかを伝えること」でした。
例えば、自分は市役所で市民対応をずっとやっていたので、人とのやりとりは全然苦ではない。
→「自分はエンジニアとしては未熟だが、前職の経験から電話対応やクライアントとのやりとり等の業務は積極的に巻き取っていきたい〜」みたいなことを伝えていました。
実際に最終面接で、この言葉に痺れたと言っていただき、現在の会社から内定をいただけました。
未経験のうちは技術力がない&年齢もそこそこではアピールしづらいですよね。。
未経験かつ中途採用が内定を勝ち取れる方法は「前職からの経験を生かすこと」を伝えることだと思います。
転職活動(面接)まとめ
志望理由とアプリについては、ほとんど聞かれなかった。
面接では、「自分に何ができるか伝えること」を意識しました。
未経験かつ中途採用が内定を勝ち取れる方法は「前職からの経験を生かすこと」
全体のまとめ
長々と書きましたが、結局は
自分が本当にやりたいことなのか(ワクワクすることなのか)
どういう人生を歩みたいのか
何を始めるにしても情報収集は大事。周りに流されない。
突然極論ですが、自分はこう考えました。
結局のところ、何をやるにしても自分の意思が必要です。
「未経験エンジニア転職」で調べると、たくさんの情報が流れてきます。SNSでもブログでもYouTubeでも本当にたくさんの情報が流れてきます。
ただ、結局は自分次第なので、情報収集して自分の考えを整理して、どう行動するべきなのかはしっかり考えたほうが良いと思います。
自分は全くもって偉そうなことは言えませんが、結果的に現在充実した生活を送っています。
やっとエンジニアとしてのスタート地点に立てたことを嬉しく思う反面、不安なことも多いですが、この選択をして良かったなと思っています。
色々な人にも支えていただき、本当に感謝です。
これからエンジニアを目指す人は諦めずに頑張ってみてください!
自分もこれからどうなるかわかりませんが全力で頑張って、人生を楽しみたいと思います!
おまけ
おまけというのもおこがましいのですが、自分はTwitterとかSNSで発信している人よりも全然意識が低いです。(天と地ほどの差がある。)
勉強、就活中にしていた自分の怠惰な事Best3だけ発表させてください。
そしてこいつよりは上やわと思って、自尊心高めてください。笑
1位:美味しんぼ全巻大人買いする
2位:昼まで寝る
3位:毎日酒を飲む
息抜きは大事ですが程々に。。。