『いい人』は痛々しい
幼馴染と旅行に行った
彼女は下のお嬢さんが中学二年生の
まだまだお母さん業を頑張ってる
真っ最中
今回の旅行も
家族を残して一人で行く
初めての旅
久しぶりに会う彼女は
アトピーが酷くて
お化粧もできない状態
ツアーに参加して感じたのは
いろんな場面での
彼女の気遣い
添乗員の女の子に
『あなたのお陰でとても楽しい』と
声を掛け
携帯を渡して
他の人に写真を撮ってもらったら
写りを見て
いや、むしろ見る前から
『完璧です❣️』とお礼を言い
かつての自分を見ている様で
あぁ〜、頑張ってるなぁ
と
切なくなった
アトピーもきっと
本人が気づかないストレスから
発症してるんだろうな
我慢をすると
溜め込んだ感情が行き場をなくして
身体に出るんだろうけど
我慢をしている意識はないんだよね
私もそうだったから
よくわかる
『我慢してるでしょ?』と言われても
ピンと来ないと思う
ただ
近くで見ていて
頑張ってるなぁと思った
無理してるつもりもないんだろうけど
身体が悲鳴をあげてるのが
聞こえてくる様な気がして
痛々しかった
かつての私も
人から見ると
こんな風に映ってたのかな
そんな彼女になにかしてあげたい
と
一瞬思ったけれど
人に何かをしてあげるだなんて
私、何様?
彼女には彼女の決めてきた
人生のシナリオがあって
私がサラッと話したことが
もしかしたらいつか
何かのお役に立つかもなぁ〜
と
『いい人』を返上した私を
実感したのでありました。
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