「ぴさら」のアフターケア活動の名前が「ぴこさと」に決まりました!
ピッコラーレが運営している若年妊婦の居場所「ぴさら」は、2020年6月に開設してから2024年6月で4年目に入りました。昨年9月からは、ぴさら卒業後に地域での生活を始めた母子が実家のように利用できるアフターケア活動も開始しています。
卒業生であれば誰でも参加できる「ひだまり食堂」の定期開催や、ショートステイ受け入れなどの個別対応、また、必要に応じて彼らの新たな住まいへ出向いて支援するアウトリーチも行っています。
※「ひだまり食堂」に関する記事はこちらをご覧ください▼
産む、産まない、子どもを里親などに託して育ててもらうなど、どのような選択をしても、「ぴさら」を巣立った後、それぞれの地域での暮らしの中で、ちょっと疲れを感じたり、誰かに相談したいことができたり、ふっと「ぴさら」の日々が懐かしくなったり、そんな時は里帰りをするように、思いつきでふらりと安心して戻ってこられる場所、自分がここにいていいんだと思える場所にしていきたいと思っています。
このようなアフターケア活動にも「ぴさら」のような素敵な名前をつけたいと考え、2024年2月~7月まで実に5か月もの時間をかけて、ぴさらのスタッフでアフターケア活動のコンセプトや提供する価値、スタッフの思いなどを話し合うワークショップを実施しました。こちらのワークショップは、マッキーさん(久保田真木@富士通)ご協力のもと、開催することができました!マッキーさん、素敵なワークショップを開催していただき、本当にありがとうございました!
このワークショップでは、ただ話し合うだけではなく、LEGOブロックなどを活用して遊び心を持ちながら、自分の思いや考えを表現していきました。スタッフひとりひとりがそれぞれの思いをLEGOブロックで表現してみたり、お題にそってLEGOブロックを組み立ててみたり…。
「アヒル」という誰もが聞いたことも見たこともあるおなじみの動物をそれぞれがLEGOブロックで組み立ててみるというお題でも、できあがったアヒルに同じものは一つもありません。
一方で、「ネッシー」という見たこともない実在しない生き物をつくるというお題では、なぜかみんな同じような作品が完成しました。
LEGOブロックを使って「名前」の大切さを学びながら、丁寧に大切にアフターケア活動の名前を考えていきました。
そして、ピッコラーレのスタッフとぴさら卒業生・子どもたちだけが交流する場ではなく、年齢や国籍なども超えて地域の多様な人たちが出会い・交流できるようなHOMEにしていけるといいなという思いを込めて、アフターケア活動の名前を「ぴこさと」とすることに決めました。
「里帰り」のような環境が、誰にでも身近なところにあるように。
これから地域の方ともつながりながら、「ぴこさと」をつくっていければと思っています。
これからの「ぴこさと」をあたたかく見守っていただけると嬉しいです。
==========*イベントのご案内* ==========
ピッコラーレは、2023年11月21日に設立5周年を迎えました!
節目となる5周年記念イヤーの締めくくりとして、現場の活動を通して見えてきたことを皆さんと一緒に振り返り、「妊娠で孤立しない社会」の実現に向けて私たちに何ができるのかをともに考える記念イベントを開催します!
若年妊婦のための居場所「ぴさら」や出張「ピコの保健室」など、project HOME(居場所事業)の事業で取り組んできたこれまでの活動を展示や体験コーナーなど多様な形で楽しく振り返る時間をご用意。また、project HOME協働団体であるNPO法人PIECES 代表理事 斎 典道さんとピッコラーレ代表中島かおりのトークセッションを通して「project HOME」の今後のビジョンを共有します。皆さま、ぜひご参加ください!
<イベント概要>
タイトル:誰も一人にしない〜 つながり続けるために あなたとつくる「project HOME」〜
日 時:11/17(日)13:00~16:00
会 場:Fujitsu Uvance Kawasaki Tower 11F(川崎駅より徒歩5分)
参加費:無料
お申込: https://piccolare20241117.peatix.com/
*プレスリリース http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000078811.html