ドル円コバンザメアノマリー投資 10月
◆10月の取引
10月はすべてのエントリー予定に従って取引を行いました。毎週の水曜日と木曜日に欠かさず取引を実施しました。
取引ルールとして、重要イベントや大きな市場変動の予感がある際にはLOOKと決めて様子を見ることになっていますが、結果として10月は全ての取引機会にエントリーしました。
道中に、一度取引ルール外の決済を行った場面がありました。エントリーしてすぐに利益が出たため、早めに利益を確定させたいという心理に動かされ、予定外の決済をしてしまいました。その後はルールに基づいて取引を続けましたが、最初に決めた取引ルールをしっかりと守ることの重要性を再認識しました。
短期的な判断ではなく、神のみぞ知る「大数の法則」による長期的な優位性に従うことが、最も安定した結果をもたらすと信じているので、ここは大きな反省点です。
9月最終木曜日から連続して木曜日のマイナスが続き、連続マイナスのカタチになったため、マーチン風にロット数を段階的に増やすアプローチを試しました。ロット数を1.5倍、次に2倍に引き上げ、そのタイミングで利益が出せたことは幸運でした。
◆11月の予定と方針
11月は、大統領選が控えているため、市場のボラティリティが一層高まると予測されます。そのため、急な変動が予想される日はLOOKの方針です。
「つまらない投資」の力とその真価 つぶやき
投資で最も儲かるのは、「つまらない投資」かもしれません。多くの人が、アグレッシブな投資やスリリングな取引に魅力を感じ、そこに資金をつぎ込む傾向があります。
特に、カリスマトレーダーたちは、日々相場に張り付き、テクニカルチャートに線を引き、さまざまなテクニカル指標や分析を駆使して未来を予測しようとします。経済指標の発表を追い、それを的中させるために膨大な時間と労力を費やす姿は、多くの投資家にとって憧れの的です。
しかし、そのような華やかでスリリングな投資とは一線を画す、
地味で「つまらない投資」にも、大きな価値があるのかと思います。
このタイプの投資は再現性が高く、投資の安定的なリターンをもたらすため、長期的に非常に優位性があると考えられます。
つまらない投資こそ、再現性があり、カリスマトレーダーのような華麗なテクニカル分析を要することなく淡々とした取引を行うことで、安定した利益を追求できるのでは。
どこかの本である一例がありました。プロ投資家の話です。
彼女は主婦であり、投資の知識もほぼ初心者同然。夫から教わったひとつを繰り返して、長年にわたり実績を上げ続けています。彼女の投資手法はとてもシンプルで、鉄道株に投資し、「上がった」と思ったタイミングで売り、「下がった」と感じたタイミングで買うだけです。
このプロセスをひたすら数十年繰り返し、実際に利益を出し続けているようです。ポイントは、鉄道株の特徴にあります。鉄道株はボラティリティが低く、鉄道事業は景気変動による株価の上下はあるものの、業績そのものの変動は少ないため、株価が緩やかに上下する傾向があります。
この特性を活かし、彼女は長期的に株価の上下の波に乗って利益を上げ続けています。
彼女の手法は、知識を要せずただ待つだけの「つまらない投資」ですが、
この長期的な淡々とした投資スタイルが、派手さや刺激こそないものの、確実にリターンをもたらしています。
華やかなアグレッシブ投資が注目されがちな中で、こうしたつまらない投資にこそ再現性があり、安定した収益を生み出す大切な要素があると言えるのかと思います。
10月 +1,674,600
10月2日 水曜日 391,000 391,000
10月3日 木曜日 61,800 452,800
▲591,000 ▲138,200
10月9日 水曜日 289,900 151,700
10月10日 木曜日 810,800 962,500
10月16日 水曜日 ▲413,400 549,100
10月17日 木曜日 320,400 869,500
10月23日 水曜日 399,800 1,269,300
10月24日 木曜日 402,900 1,672,200
10月30日 水曜日 ▲407,400 1,264,800
10月31日 木曜日 409,800 1,674,600