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【作品紹介】 イクタケマコト作 「夏のはじまり」
詩的なタイトルと
画面全体に描かれたグリーンとイエロー、
随所にちりばめられたピンク色の花びらたち。
近づいてみると、
水面に寝そべる誰か、それを見守る誰か、
がいるように見えます。
西洋絵画がお好きであれば
ミレーが描いたオフィーリアを思い出す方も
いらっしゃるかもしれません。
[Wikipedia] オフィーリア (絵画)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%A2_(%E7%B5%B5%E7%94%BB)?fbclid=IwAR2DY2-3ZRJqPTPqqpjrqLzHIfNQUxdjfih9NMPJWaxHjWx3yHlzSzmDIaU
その絵で描かれた物語は
「とても悲しい」と言えるかもしれませんが
イクタケさんの描くこの作品からは、
どこか底抜けの爽やかさが感じられるから不思議です。
この絵の中で何が起こっているのか?
その出来事と「夏のはじまり」という言葉が重なる時
「わたし」の心に吹く風は何色か。
ぜひ、この絵から流れ込み、
ご自身の中に拡がる色を
ゆったり、じっくり感じていただけましたら幸いです。
春の終わり、夏焦がれる心地が
アート共にあることで、
一層 胸高鳴るものとなりますように。
2021.4.21 松岡