【こころの中の世界を具現化】meucobombom インタビュー

2024年2月10日 15:49

meucobombom 作品展「まちあわせ」を、2024年2月14日(水) – 2月25日(日) の期間にピカレスクギャラリーで開催いたします。

今回は、meucobombomさんにご自身のことや制作エピソード、今回展示される作品についてインタビューしました。ぜひお楽しみください。

ー自己紹介をお願いします。

meucobombom（めうこぼんぼん）と申します。
2020年から石粉粘土で製作をしています。

元々ものづくりが大好きで、裁縫や刺繍、ペーパークラフトやアートフラワー、レザークラフトなどを楽しんでいました。退職を機にずっと前から製作してみたいと思っていた「壁を彩る立体作品」を「張り子」と「粘土」と「彫刻」で作りたいと思い製作を始めました。
張り子はその空洞の中にも世界が広がっているような気がしてワクワクする所が大好きです。

ー作品に用いている素材は何ですか？その素材を使うに至った経緯もお聞かせください。

石粉粘土を主に使用しています。粘土を何種類か試しましたが、完成後の質感は勿論、乾燥後に削れる所が気に入って使っています。

粘土製作を始めるにあたり粘土用のへらを購入しました。「これから粘土造形をするぞ！」と決意した時に購入したので思い入れがあり気に入っています。

ー現在の作風が誕生したきっかけを教えてください。

自分のこころの中の世界を具現化した立体作品で壁を飾りたいと思ったのがきっかけです。そして立体でねこときのこを作ってみたかったんです！

ー猫とキノコがモチーフの作品が多いですが、その理由を教えてください。

どちらも昔からとても大好きな物です。見かけたらじっくり観察してしまいます。
猫に至っては猫アレルギーで本物の猫とは触れ合えない悲しみを製作で昇華させています。
猫とキノコ以外には、白鳥、フラミンゴ、キツネ、植物、民族衣装、マトリョーシカをモチーフに作品を制作しています。

ーふだん、何からインスピレーションを受けていますか？

古着屋、チャリティーショップ、家族や友人との会話、自然、妄想

ー好きな場所や美術館、アーティスト、表現ジャンルを教えてください

自宅、ロンドンが大好きです。
ロンドンのウォレスコレクションとヴィクトリア&アルバートミュージアムは1日中居たい！

好きなアーティストは、イヴァン・ヤーコヴレヴィチ・ビリービン、オーブリー・ビアズリー、アルフォンス・ミュシャ、ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス、ジョン・エヴァレット・ミレイ、中原淳一。

好きな作品は京極夏彦著「魍魎の匣」。
表現ジャンルでは、アール・ヌーヴォーが好きです。

ーこれからどんな作品を作りたいですか？

粘土と異素材を組み合わせた作品を作りたいです。
民族衣装も大好きなので民族衣装を絡めた作品ももっと作りたいです。
彫刻もしたい！木はもう購入済みなんです。

ーご出展いただく作品のコンセプトを教えていただけますか？

「星降る丘でまちあわせ」

冬の夜、コートの上にブランケットを羽織り、もこもこになりながらワクワクと待ち合わせをしている姿をつくりたくて制作しました。雲の丘の上で流れ星を眺めながら、願い事をしています。

ケーキ皿もつくってみたかったので、ケーキ皿に載せてみました。さらに、メルヘンな雰囲気に仕上げたかったので、パステルカラーでキラキラにしてみました。赤いチェックのブランケットが気に入っています。

「いちばん星の下でまちあわせ」

今回の作品展のテーマを「まちあわせ」に決めた時、最初に思いついたのが「いちばん星の下でまちあわせをする」というイメージでした。

星の下で待ち合わせする姿をどうやって表現しようかと思いましたが、棒に星をつけて持たせることにしました。もこもこのマフラーともこもこの袖、ポンポンがついた黄色いブーツの組み合わせが気に入っています。

「おうちがいちばん」

ケーキ皿を壁に掛けたいなと思って制作を始めました。その上に物を載せたいな、と。そして、色とりどりの家を並べました。

「僕の家は黄色い家なんだ。三角屋根で隣は、ミントグリーンの家と白い丸い家だよ」「私の家はこの通りで唯一の赤い家なのよ」
そんな会話を思い浮かべながらつくりました。このケーキ皿の壁掛けに動物の置物を飾りたいなぁ、と思いました。

ーお客さま、ご来場予定の皆さまにメッセージをお願いします。

何か1つでもお気に入りがあったらとても嬉しいです。

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meucobombomさん、たくさんの貴重なお話をありがとうございました。

皆さまはどのエピソードが心に残りましたか？
ピカレスクスタッフは、作風が誕生したきっかけとして「自分のこころの中の世界を具現化した立体作品で壁を飾りたいと思った」というお話が印象に残りました。

スタッフは、お部屋の壁を素敵にしたいと思いながらも、真っ白な壁を前具体的なプランは中々出てきません。
ですが、meucobombomさんの目にはご自身の立体作品が壁面で華やかに展示されている様子が見えているのかしらと、ときめきながらエピソードを拝読しました。

meucobombomさんの作品実物を一堂に鑑賞できる貴重な機会です。皆さまのお越しを、お待ちしております。

meucobombom 作品展「まちあわせ」

〈会期〉meucobombom 作品展「まちあわせ」

〈詳細〉https://picaresquejpn.com/meucobombom_exhibition_2024/

〈meucobombom 公式SNS〉
X(旧Twitter) https://twitter.com/meucobombom
Instagram https://www.instagram.com/meucobombom

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【基本営業日時】
*営業　水 - 日・祝 11:00 - 18:00
*定休　毎週月火
*会場　Picaresque Gallery
*住所　東京都渋谷区代々木4-54-7
*電話　070-5273-9561

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