【作品紹介】イクタケマコト作「（優しい子どもたちうさぎ）」

2021年4月17日 09:16

誰かからの優しさや、嬉しいの気持ちが
自分の心の器を越えて注がれた時
何だかぼんやり、ほぅっとしてしまったこと
ありませんか？

汗ばむほどの暖かなレストランから
そっと抜け出し、星空の下で吐く白い息。
あまりの喜びに涙が零れ落ちるほどの。

イクタケさんが描いたこの
「（優しい子どもたちうさぎ）」を眺めると
そんな時の記憶や感覚が蘇るような
不思議な心地がします。

それは例えば、
無くしたと思っていた大切な宝物が
古いコートのポケットから
ころりと落ちてきた時のような、
全身の力が抜け座り込む感じ。

そんな、極寒の中
飛行機ほどの大きさのあたたかな空気の塊に
突然抱きしめられたような多幸感を
1枚の絵を見るだけで味わうことができる
ただただ贅沢なアート作品でした。

【作品紹介】 イクタケマコト作 「（優しい子どもたち うさぎ）」