【月刊pic-step 5月号】ゆらいこ先生 インタビュー
月刊pic-step編集部です。本日から「月刊pic-step」が始まります!
「月刊pic-step」では、毎月編集部が注目したイラストレーターさんにインタビューを行い、イラストに込められた想いや、その魅力をみなさんにお届けします。
記念すべき最初のインタビューは、イラストレーターのゆらいこ先生にお願いしました。
イラストを始めたきっかけ
少女漫画の模写がきっかけに
―ゆらいこ先生がイラストを描き始めたきっかけは何でしたか?
ゆらいこ先生:最初は「りぼん」などの少女漫画の模写から始めたのがきっかけで、もっと色んなものを描きたいと思うようになって。
そこから描き続けて、ある日PIXIVで初めて「一緒にやりませんか」って言ってくださる方がいて。すごく嬉しくて、見てくれている人がいたんだなって思いました。
それから、細々とではありますが、イラストレーターとして10年くらいになります。
ゆらいこ先生は、主に女の子の絵を描いているイラストレーターさんです。ゆらいこ先生の描く女の子は、透き通った大きな目と、少しあどけない表情が魅力的ですが、今回は2つのイラストに注目してお話を訊きました。
イラスト1:「試合の前の日」
その時その時の流行りを意識
ゆらいこ先生:これは、2017年に描いたもので、電撃萌王×pixiv「TOP OF MOE 2017」に出展したイラストです。
私は剣道部に少し入っていたので、このイラストも剣道部の女の子っていうイメージなんです。
イラストのタイトルは「試合の前の日」。ということは、願掛けでお守りを持っているわけですね!
少し照れている表情が、「好きな人にお守りを渡すシーンなのかな?」「好きな人からお守りをもらったのかな?」はたまた、「普段から仲良しの部員同士でお守り交換して、照れくさいのかな?」など、様々なシチュエーションを妄想させてくれます。
―このイラストは、描くのにどれぐらい時間がかかりましたか?
ゆらいこ先生:これたしか締め切り直前とかから書いたので、2日ぐらいです。
―ええ!すごいですね。この2017年のイラストを振り返って、気になる部分はありますか?
ゆらいこ先生:もっと背景や小物などを描き込んで、もう少し情報があったら良かったかなと思いますね。あと脚を描くのがちょっと苦手なので、脚とか。
あとは、やはりその時の流行りの絵とか塗り方とかあるんで、今とは画風が変わってるなーと思います。
―ちなみにゆらいこ先生は今、これからどんなイラストが流行ると思いますか。
ゆらいこ先生:なんだろう。光と影を重視した、ちょっとキラキラした絵が流行りそうかなって思います。
イラスト2:「真夏」
想像が広がるような絵作り
ゆらいこ先生:これは先ほどのイラストよりも前に描いたもので、某イラストコンテストに出展した作品なんですけど、もう一歩で受賞、というところまでいったイラストです。あと一歩というところでダメだったんですけど。
―このイラストではどういうところを狙って絵作りしましたか?「ここを注目して欲しかった」というポイントはありますか?
ゆらいこ先生:このイラストでいうと、この女の子ともう1人見切れて相手がいるんですけど、2人がこれからどうなるのかなとか、想像が広がるような絵作りを意識してますね。
晴れ渡る青空と飛行機雲、制服に滲んだ汗が、夏を感じさせるイラストです。
時刻表のようなものが見切れているので、バス停でしょうか。
バス停で汗だくになりながらバスを待つ彼女を見た男友達が、ラムネを渡しに来たのでしょうか。ゆらいこ先生の思惑通り、想像が広がりますね。
最後に
最後に、イラスト講座サービス「pic-step」が、イラストレーターさんを応援するためにできることを探るべく、質問させていただきました!
―自分の描いたイラストの発信について悩みはありますか?例えば、こういうサービスがあったらいいなとか。
ゆらいこ先生:イラストレーターではなくても、「この絵が得意な人募集」とかで、絵を描く機会を与えてくれるところがあると嬉しいですね。
―pic-stepで、ゆくゆくコンテスト等も考えているのですが、ゆらいこ先生がイラストコンテストに参加する理由は何でしょうか?
ゆらいこ先生:やはり1人でも多くの方に自分のイラストを見てほしいので参加しています。
―ありがとうございました。
pic-stepが次なる新たなイラスト発信の場を作れるよう、頑張ります!
これからラノベや挿絵など、いろいろなところに幅を広げていきたいというゆらいこ先生。今後の活動も応援しております。ご協力ありがとうございました。
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よろしくお願いします。
次回もお楽しみに!
インタビュー: 大森 康政/萩谷 勇也
記事:橘 爽香
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