ぶっちゃけ年金に期待してる?
突然ですが皆さんは年金にどのくらい期待してますか?
ここで言う年金とは【公的年金】の事です。公的年金とは国民年金、厚生年金の事ですね。
公的年金は「将来、年金は貰えなくなる!」と豪語する人もいます。一方で国や有識者は「年金制度はなくならない!」と言います。
一体どっちなんだろう?今回は年金について自分なりの思い、考えを書きます。
1.2024年度、年金は増えます!
2024年6月14日支払い分から老齢基礎年金(国民年金の老後に貰える年金)が2.7%引き上げられ受け取る金額が増えます!
年金受給者の方々にとってこれはかなhappyなニュースではないでしょうか?年金と言えばどちらかというと"将来的に減る"というイメージを抱いてる人が多かったのではないでしょうか?実際、僕に老後資金の相談をされる方のほとんどがそうでした。
でも実際、増えています!では今後も年金制度に期待しても良いのでしょうか!?
2.過度の期待はやめよう
日本の年金制度は「マクロ経済スライド」という仕組みを取り入れています。
日本の年金は元々、物価や賃金が上がったらそれに連動して支給額が増えていたんです。物価が上がって年金額が上がらなかったら老後の生活に支障がありますからね。
でも平成16年からは年金制度が変わり「マクロ経済スライド」という巨大な何者かが現れ年金支給額が上がりにくくなってしまいました。
なぜこの「巨大な何者か」が現れたかというと将来の年金財源を確保する為です。今、物価や賃金の上昇に合わせて年金支給を増やしすぎちゃうと未来の年金受給者(まだ年金をもらってない世代のみんな)の分の財源がなくなってしまう可能性があるんですよね。
だからマクロ経済スライドも未来の事を考えると必要なんですよ。
とは言っても現在の年金受給者からするとマクロ経済スライドは迷惑なやつですよね。物価上昇率や賃金上昇率に比べ年金支給額の上昇率が低くなってしまうので。(つまり2024年度も本当はもっと年金支給額が増えるはずなんだけどマクロ経済スライドによって抑えられてる!)
更に今の日本は超高齢社会に突入しており人口減少も待ったなし!という事はこのマクロ経済スライドが将来的にはもっともっと厳しくなる可能性もあります。
だからこそ、公的年金に過度な期待をするのはやめよう!
3.年金も運用されている!
日本にはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)という法人がありここが皆さんが納めた年金保険料の一部を株や債券等を活用し資産運用しています。今までの実績で言うと年率3~4%くらいの運用実績があります。
つまり国は納付された年金保険料を資産運用で増やしているんです!ただ資産運用で増えた分がすぐに年金額に反映するわけではありません。未来の年金支給時に使うんです。つまり年金財源の寿命を延ばしているような感じですね。
4.自分でも対策を!
前述した通り、年金制度を未来永劫守る為に国は資産運用をしています。(もちろんそれ以外の対策もしてますが)
だけどそれでも足りない!と僕は思ってます。やっぱり自分の老後を守る為には国が頑張ってくれる事+自分の頑張り(=自助努力)が必要不可欠だと思います!
自助努力が何なのか?これは人によって違います。iDeCoやNISAを使った資産運用が良い人もいれば不動産投資が良い人もいます。もちろん、資産運用を一切せず自分の付加価値を高め仕事で得る収入を爆発的に増やす!という人もいると思います。
どんな方法であれ、日本の年金制度に過度に期待せず、任せっぱなしにせず、自分の未来を自分で守る!というマインドを持ちましょう!
皆一緒に頑張ろう!
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