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【FP(法人)】企業型確定拠出年金で大切な事
従業員の退職金準備の方法として「企業型確定拠出年金」(以下、企業型DC)を導入する企業が増えています。
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上記グラフ通り、右肩上がりの状態です。
企業経営者は「従業員に少しでも多くの退職金を受け取ってもらいたい!」という熱い想いで企業型DCを導入されていると思います。
が、しかし!大切な事を忘れている企業が非常に多いと僕は感じています!それは何か!?
投資教育義務の遵守です!
企業型DCを導入する企業は従業員に対し投資についての教育を実施する義務があると厚生労働省のHPでもしっかりと明記されています。
加入時は「資産運用の仕組みやリスクを理解する」「運用方針を自分で選択出来るようになる」「運用状況の確認を自分で出来るようになる」という部分に焦点を当てた投資教育が必要不可欠です。
上記の加入時の投資教育はほとんどの企業が実施をしていると思いますが、加入後、つまり運用中の従業員に対する投資教育の実施が全然されていない企業が非常に多いと感じています。
資産運用は始めたら終わり!ではありません。むしろ運用中の管理や運用した資金の受け取り方こそ大事だと思います。
運用中の従業員への投資教育を怠るとせっかく「従業員に少しでも多くの退職金を受け取ってもらいたい!」という熱い想いで導入した企業型DCが原因で通常貰える予定だった退職金すら受け取れない従業員が大量発生する可能性があります!
思い当たる企業経営者は投資教育の徹底を!そしてFPにとっては「企業型DCのフォロー」というマーケット開拓のチャンスです!
企業型DC導入企業に積極的に声掛けをしてみましょう!