夢の現実はここに✴︎時を越えた約束 2
”鳥”が示す道標は より高みへの成長へと導いていく
わたし達はついにスリランカにいた
交通の違い ごはんの辛さ 暑さ 人々の雰囲気 文化
"なにこれ???" 子供達は大いに刺激を受けていた.
ローズクオーツマウンテンという聖なる山の麓に建てられたメモリアルメディテーションセンター開校にともなったセレモニーでの演奏.
そこでは平和への思いを共にする数十人の日本人と多数のスリランカ人がこの場所にあつまり迎えた特別な時間だった.
セレモニーを終えて、わたしたちの家族旅がはじまった.
こどもたちと一緒に 湖で泳いだり、象にのったり、バスや電車など日本とは全く違った雰囲気の街並みや暮らすように遊ぶ日々を楽しんだ.
道中、道路を歩く野生の孔雀にであったときはその優美さに一気に癒された.
そして立ち寄った木工民芸品店でも孔雀がモチーフの神様が木で掘られて展示されていた.
特に青色の神様に惹かれてその意味を尋ねると、”平和”をもたらしてくれる神様だと知った.
その瞬間、わたしは大切な何かを思い出すための旅を歩み始めているのだと実感しはじめた.
いま取り組んでいるソロピアノのCDアルバム作品を生み出すことは、
誰よりも、何よりも、自分自身のために必要なのだ!と納得しはじめた.
幸せの種は ひとりひとりの中にちゃんと あるんだ
そしてもう一つ、象徴的な出来事が思い出された.
それはスリランカにくる前の冬の事.
5歳の息子が 川辺で 白鳥の羽を拾ってきて私にプレゼントしてくれたことがあった.
その時、わたしはある機会にむかってチャレンジするか否かを決める間際にいた.
白鳥の羽を受け取った時、やってみよう! 不思議と勇気が湧いてきたのだ
結果を恐れていても仕方ない. やってみなくちゃ 飛び込んでみなくちゃわからない!大丈夫!そんな声がこだましているかのようだった.
それまでのわたしは、子育てが中心だった.子供を授かったと同時に、妻だから 母だから という役割における重荷に葛藤しながら過ごしていた数年だった.
母だから子供を近くでみていて当たり前 家のことをやって当たり前.
そんな感覚への憤りと、それを変えることができない葛藤.
社会的な活動もしたいけれども自分にできることなどあるだろうか?と考えるだけで、何もできないまま数年を過ごしフラストレーションも溜まりに溜まっていた.
5歳の息子がプレゼントしてくれた”白鳥の羽”がもたらしてくれた勇気.
わたしはそれから旅をするようになった.
そこで出会った子育て中のママがいた.
スリランカに来る前、その女性に同じ出来事がおきたと報告があったのだ!
"息子がどうしてもこの羽を持ち帰りたいと渡してくるのですが、とても汚かったから内心恐る恐るだったのだが、持ち帰り綺麗に洗ったところ、白鳥の羽だったのです!朋さんと同じことが起きてとてもわくわくしています!”と.
報告を受け取った瞬間、わたしにおきた素敵なことが、その先に 繋がっていく誰かにちゃんと伝わっていくのだ!という様を見せてもらい、本当に嬉しかった.
そして、更なる新たな次なるチャレンジがくる!という予感もしていたのです.
まさに 今、わたしは 新たなチャレンジの中にいる.
家族でスリランカに来ることができたこと!
現地の方々日本人の方々ご縁あるかたに囲まれてピアノを弾くことができたこと.
民芸品店で出会った、孔雀をモチーフにした神様との出会いは、”平和”をテーマにCDアルバム作品を作ることを全宇宙が応援し祝福してくれているのだと感じさせてくれた.
夢を実現することができるようにたくさんの存在に助けられているのだ.
そう、感じたのだ.
つづく
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