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ピティナ課題曲の選び方

ピアノコンクールはどの課題曲を選ぶかで予選を通過できるか、全国大会へ進出できるか、入賞できるか結果は大きく変わります。

今回は、10年以上わが娘がピティナ・ピアノコンペティションへ挑戦して全国大会 連続4回出場した経験から、課題曲の選び方について気づいたこと、学んだことをお伝えします。


はじめに

ピティナ・ピアノコンペティションは他のコンペとは一線を画すコンクールです。すでにご存じかと思いますが、念のためにピティナの課題曲について少しお話しますね。

ピティナ・ピアノコンペティションは、毎年3月1日に発表される課題曲のなかから4曲を選んで演奏します。「四期」とよばれるバロック、クラシック(古典)、ロマン、近現代、それぞれ1曲ずつ選択。近現代は必ず予選で演奏。予選で2曲、本選で2曲、全国大会で予選と本選で選曲した4曲を演奏します。

この「4曲演奏する」というのが特に小さな子どもにはハードルがほんとに高い!しかも「四期」を弾き分けないといけない。これが、ピティナが本当に難しいコンクールと言われる大きな要因の1つだと思います。

それでは、課題曲をどのような視点で選ぶべきなのか?についてお話を進めますね。とても長くなってしまったので、休憩しながらゆっくりご一読ください。

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