
「わくわく」をピアノ演奏で表現するアイテム
小さな子どもに「表現豊か」に演奏する方法を教えるのは、本当に難しい。
保育園へ通っていたころからピティナ・ピアノコンペティションに挑戦してきた娘。たった5~6年しか生きていないのに「表現豊かに」といってもね・・・。それでも「全国大会へ行きたい」という娘のために練習方法に試行錯誤していました。
そこで、今日は「表現豊か」「音楽性」等といわれる表現力アップを目指して娘の練習で取り入れてきたアイテムの1つをご紹介します。
ワクワク飛び出す
娘が6歳ぐらいのとき、ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲のなかで「パッと飛び出る」ように弾く箇所がありました。娘に「飛び出るように!」というとキツイ音になってしまい、気を付けて弾くと弱くなる。
どうしたものかと悩んだ末に思いついたのが「飛び出す絵本(しかけ絵本)」です。
飛び出す絵本は、ページを開く度にワッと飛び出てくる。あの驚き、ワクワク感。これを練習に活かせないかと思い使ってみたら、大成功ー☆
楽譜を見ながら娘といっしょに「ここを弾くときは、わーっ!と出てくる感じ。飛び出す絵本の〇〇を開いたときみたいにね!」といいながら、まずはイメージを膨らませます。
次に娘が演奏している横で、娘がイメージしやすいように「そろそろ、(飛び出す絵本の)ページが開くよー。はい!」のように掛け声をかけていました。
イチオシの「飛び出す絵本」
いろいろな飛び出す絵本(しかけ絵本)のお世話になりましたが、一番活躍したのがこちら。

不思議の国のアリスです。ページを開くとこんな感じ。

さすが、外国の絵本。飛び出す高さ、迫力が半端ない!!!写真では驚きと高さをイマイチお伝えできていないのが残念なのですが、特に写真のページはトランプがジャーンと高く広く飛び出てきて、本当に迫力があります。演奏のイメージをするために、娘が小学生になってからも、何度もこのページに助けてもらいました。
我が家のこの絵本はお土産にいただいたのですが、現在Amazonでも販売されているようです。気になる方はこちらをご覧ください。他のページも迫力があって、演奏をイメージするために色々と使えると思います。
言葉より視覚
小さな子どもほど、言葉で説明するよりも、目で見てわかるアイテムを使って説明したり雰囲気を膨らませる方がスムーズにイメージできます。
我が家は、他にも音や曲のイメージをつくるアイテムがありました。それはまた改めてお話しますね。
小さなお子さんの練習にお役立ていただけるとうれしいです。