レキシントンでお会いしましょう
夕暮れの雑踏から想像できない静けさ。この交差点の画像をどうしても残しておきたかった。私の存在がたとえ朽ちても、残しておきたい思い出の風景。
約束した日の翌日、急遽決まったワシントンでの演奏の準備があり、NYCで一緒に過ごす時間は2時間ほどに。
待ち合わせのロビーから、挨拶もままならない内にブロードウェイ近辺を歩き、カフェに寄って音楽の話題を止まる事なく話し続けた。レコーディングでの音の作り方、作曲についてなど、私の質問に一つ一つとても丁寧に答えてくれた。毎日のように聴いている作品の誕生秘話、目の前で、今!繰り広げられている!
お互いにタイムリミットを気にして、それでも許されるギリギリの時間まで話は続き、ホテルの前に一緒に戻ってきた時にはbassについての話しをしていた。
最後、別れ際に何を話したか覚えていない。。。ただDarioが夕日を背中に浴びて、急ぎ足で帰っていく姿が、今も鮮明に目に焼き付いている。
コロナ禍で来日の予定も延期になり、いつになるか残念なことにまだ決まっていない。
コロナの終息と共に再会を心から願っている。
Dario Chiazzolino
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?