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左利きはピアノに不利か?
こんにちは。
私は石川県の40代ピアノ講師です。
指導歴20年以上で、
コンクールでは毎年県代表の子ども達を
輩出している熱血先生です✨
このnoteでは私がいかに生徒さんを育て
県代表を毎年輩出してこれたか、
ノウハウやピアノ教室のアレコレを
お伝えしていきたいと思っております。
さて今回は左利き、についてです。
うちの教室にも左利き🖐️の生徒さん
がいますよ。
習っている生徒さんで、
全体の1割強くらいは左利き。
指導者になったばかりの頃と比較しても、
最近は増えたなぁ〜という印象です。
時代も変わり、左利きの良さもあり、
個性が認められるようになったから
だと思う。
さて、
ピアノでは左利きが、
どう影響するでしょうか?
結論から言うと、、
有利か不利かでいうと、
不利ではない、
利き手は関係ない、です。
ただし、
ピアノを始める年齢により変わるので、
ここが注意⚠️です。
例えば、、
左利きの4才と10才、年齢の違う二人が
ピアノを始めるとします。
二人を比較して、、
⚫︎どちらがスムーズに上達するか?
⚫︎左利きである事が影響して苦労して
しまうのはどちらか?
いかがでしょうか?
答えは、
4才の子の方が伸びやすい、です。
ポイントは、
利き手をどのくらい長く使ってきたか、
年齢、時間⏳です(左利き歴)
【4才の子】
左利きとはいえ、なめらかに指先を
動かせていない、利き手じゃない方と
あまり差がない、力も。
【10才の子】
左利き歴が長く、指先の細かいコントロールが
よくきくが、利き手じゃない方との差がすごく
ある。左右で力が違う。
ピアノは両手のコントロールを
つける為に、割と早い段階でも
両手で弾いていきます。
10才の子の方が理解力もあるし、
利き手じゃない方もそれなりに動かせる
のに、なぜ少し苦労してしまうか?
それは次の、
ピアノの構造と曲の構造が関係する
からです。
①ピアノは左側にいくと音が低くなり、
弦が長く太くなります。
右側にいくと音が高くなり、
弦が短く細いです。
弦の太さで音の伸び方が変わります。
②ピアノの楽譜では、
主に右手に主旋律のメロディーがあり、
左手は伴奏になっているものが多く
それが一般的な曲の構造になる。
そこでまず、
利き手と利き手じゃない手の差は
何でしょうか。
もちろん指の動きのなめらかさ、
ですが、その次は力です。
圧倒的に利き手の指の方が強いですね。
ピアノでは、
ピアノの構造①と曲の作り②から考えると、
『右手のメロディーを
左手の伴奏より引き立たせて弾く』
とバランスが良いです。
右手>左手の重さ(力)
例えば、
左手を20gの力で弾くなら
右手はそれより少し強い30gの力加減、
です。
左利きの場合は左指の力が強いので、
左手30gの右手20g、
のようなバランスになりがちです。
左手の伴奏の方が音が大きく聴こえて
しまうので、メロディーが弱く、
バランスが悪くなってしまいます。
右と左の音のバランスは、
少しずつ耳を鍛えていって
指の力も加減のコントロールが
出来るようになりますので、
やっていくうちに慣れます。
4才の子はまだ未発達なことが
多いので、それがいいんです。
左右差もあまりない。
10才の子は左右差があり、
始めは難しいけど、
コントロールを意識して変えていくと、
だんだん変わります^^
ピアニストでも左利きの方もいます。
演奏は右利きの方と変わりない。
練習していくうちに左右のバランスが
整っていきます。
いずれにせよ、
指導する内容は変わらないので、
左利きでも心配せんとお任せください✨
ですね☺️
ここまであんやと〜!
ほんならまた〜👋