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ピアノ男子のお家練習、大公開

今日は、我が家の7歳ピアノ男子のお家練習、どうやってやっているのかをお話したいと思います。

ピアノの先生である私、その息子はさぞ才能があって上手なんだろう、と思われがちですが、残念ながら至って普通の男の子です。

なんだったら、ピアノよりマイクラとか、LaQとかの方が好きだし得意です。

でも、どんなに練習しなくても、「もうやめたら??」と促しても絶対に
「やめる」と言わない息子。

決して 練習熱心なわけではありませんが、ほそぼそと続けていて、お客さんが来れば自分の演奏を披露したがるピアノ大好きっ子のお話です。


2/17投稿の「男の子のピアノ練習事情」でもお話していますが、息子は年長さんの3学期からピアノを始めました。

なぜかというと、年少さんや年中さんの時にも試みてみましたが、ぜーんぜんママの話を聞いてくれなくて、覚えが悪すぎたからです。

親子だとどうしても「甘え」があって真面目にやってくれないし、親の私も自分の子どもだと「だまって見守る」ことができなくなります。

なので、お互いの精神衛生上、焦って始めるのをやめました。

本人が「やりたい」と言うまで見守るスタンスです。

実は、ピアノの先生で自分のお子さんのピアノレッスンは他の教室にお任せしている、というケースは非常に多いです。
親子レッスンてとっても難しいんですよね。

「やりたくないのにやらされている」っていう状況になりたくないので、その辺はすごく気をつけながらやっています。


では早速、毎日の練習方法をお話しますね。

ピアノ歴1年の7歳息子の練習は基本的には「毎日」を目標にしています。

1曲につき5回弾く。

というルールを作っているので、本人も「終わり」が見えてとっつきやすいようです。

でも、まだ甘えん坊の7歳児なので練習は「ママもいて」ということになり、結果的に毎日「先生のレッスン」になってしまっています。

そうすると、「ただ5回弾く」よりは中身の濃い5回かなと思います。

初めての譜読みは右手をじっくり、ゆっくり。
これで1回目。

次はもう少し、すらすら弾けるようになってる。
これで2回目。

もう1回やっておこうか、で3回目。

次は左手をじっくりゆっくり譜読み開始。
これで4回目。

もう1回左手弾いて5回目。

ね?
あっという間でしょ?


次の日にも
右手を弾いて1回目。

もう1回弾いて2回目。

左手弾いて3回目。

もう1回弾いて4回目。

5回目は両手合わせてみようか。

ここまでくると、もう1回弾いてみたくなったりするので
本人の意思でもう1回、両手に挑戦することも!

こんな感じで5回練習、プラス数回を無理なく進めます。


3日目以降は、あまりにもつまずきすぎるときは途中で止めて
「最初からやりなおそうや」ってこともあります。

あきらかに、いつも間違える箇所はその部分だけ何度もリピート練習します。それはもう、壊れたレコードのように手が動きを覚えるまで続けます。

この繰り返し練習はレッスンでもやりますが、意外とみんな好きなようで、どんな小さな子でも、何度も何度も何度も「OK!もーいーよー」って言うまでエンドレスにやる子がほとんどです。

息子も進んでやるので、結構好きなんだと思います。
騙されたと思って1回やってみてほしい。
意外と楽しいです。

そして、テンポが不安定な時は、メトロノームも使ってみます。

そんなこんなで、楽譜を見なくても間違えずに、テンポもブレずに弾けるようになったら強弱、音の出し方、力の入れ方、手首の使い方、曲の背景を話したりして細かく修正していき、仕上げていきます。

ここまでいくのに1週間かかることもあるし、もっと早くに仕上がることもあるので、その時は「合格」としています。

発表会やコンクールで弾く曲ではないので、その曲の課題さえクリアできればフランクに進んでいきます。


そしてそして、親子で疲弊していてどうしても練習できない日ももちろんあります。

そんな時は「ピアノ弾いてないねー、どうする?」と聞いてみます。

すると「明日は絶対やろう!」とか、「寝る前にやろう」とか、息子なりに考えて回答を出してくれるので、それに頑張って付き合うようにはしています。

寝る前に10分あったら、1回だけさらりと弾いてみる。っていうのもよくやります。

とにかく、せっかく指に頭に覚えさせたものを忘れさせたくないので、1回でも良いので弾く!
というのは目標にしています。

息子の場合はピアノは遅めの開始でしたが、その前に私の教室のリトミックに参加していて、「音楽」になじみがあり、「自分もいつかはピアノを弾きたい」という気持ちは常にあったようです。

指こそは動かしませんが、リズムや音を聞く という遊びはリトミックで経験してたので、音楽的な説明はすんなりと聞き入れやすいようです。


もし、「ピアノをやりたい」とお子さんが言っているけれど、まだ落ち着きがなかったり、お話を聞いてそのとおりにやってみたりできない、という様子でしたら、まずはリトミックから始めてみるのも良いかと思います。

私の教室では、リトミックの他に「知育ピアノ」のレッスンメニューもあって、1〜5の数字を覚えたり、「どれみ」やお名前のひらがなの練習、えんぴつを使う、右手左手を覚える、リズムや音感、先生のお話を聞いたり「指示されたことをやる」という練習をしています。

ただお家で「落ち着きが出る」まで待つより、とっても効果的で後にピアノレッスンに移行したときに覚えもスムーズで、大変ご好評いただいているレッスンです。


そんなレッスンから始めてみるのも良いと思います。


今日もお読みいただき、ありがとうございました。

次回は、私が実践している「子どもの体調管理」のお話をしたいと思います!


それでは!


レッスンのお問い合わせはHPから!






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