ピアノを習うと頭が良くなる話
こんにちは!
親子で楽しめるオンラインピアノ教室の講師、のまさみです。
今日は、ピアノを習うと頭が良くなるって話。
よく、小さいお子さんを育児中のママからこんな質問があります。
「ピアノを習うと、本当に頭がよくなるんですか?」
結論からいって、「なります!」
なんでかというと、これは脳科学的にも証明されているのですが、楽譜を見ながらピアノを弾くってこと自体が、とっても高度な技だから。
まず、暗号のような楽譜を読みながらピアノを弾くわけですが、頭の中でそれを読んで、しかも今読んだ音より少し先の小節の音まで瞬時に読んで、弾きながら進んでいくという一連の動作は、記憶力も必要だし、瞬間的に理解する瞬発力や読解力も必要です。
それに加え、正しい指で弾くように指番号まで指定され、指定されていない時は、先々の音を見て、いま弾こうとしている音はこの指でOKか、常に先を見ながら弾いていくわけです。
間違った指を使うと、先々で指が足りなくなっちゃうんです!
そしてそして、右手と左は当然ながら違う動きをします。
さらに、右足や左足でペダルも操作しなければなりません。
そして、ただ弾くのではなく、「キレイに、流れるように」とか、「激しく、強く」とか、音楽的にも弾かなければならず、指一本一本の力加減も調節して弾くのですから、頭の中がフル回転です。
ただ座って大人しく弾いているように見えますが、すっごく頭を使うので少し集中して弾くと、お腹がすきます笑
それくらい頭を使うので、賢くならないわけがありません。
記憶力は抜群に鍛えられます。
それに加え、ピアノは地道で、こつこつとした練習が必要ですから、忍耐力も生まれますし、諦めない強い心も育ちます。
真面目に練習できる子ほど、真面目に勉強できるので、学年トップは容易です。しかも、そんな子はピアノもピカイチで上手かったりします。
両立できちゃうからすごい!
東大生にピアノ経験者が圧倒的に多いというデータも頷けますね。
でも、正しい練習を身につけてこないと、練習嫌い。
向上心なし。下手くそのまま。
「私は下手くそだから〜」と開き直っちゃう。
そんな感じだと、賢くはなりません。
一生懸命、力を入れて打ち込んだ子こそ、頭が良くなる、と私は思っています。
そう考えると、「ただピアノに通えばいい」わけではないんですね。
そこには、毎日練習できるように、お母さんが優しく声がけする必要がありますし、サポートも必要です。
親としても簡単なことではないけれど、頑張った分だけその子の生きる糧になり、人生も豊かになると思うのです。
是非、小さいうちから始めてみて下さい。
でもね、ピアノって幼児期から始めると難しいんです。
とっても難しい。
まだ手の動きもうまくない幼児さんです。
頭で考えることに慣れていない幼児さん。
何もかも初めてで、難しいことばかり。
だったら、もっと小さいうちから音楽教室に通って、音楽に慣れながら、その延長線上でピアノに移行していくってスタイルが一番良いと私は思います。
今、幼児さんの知育で人気の「リトミック」ですね。
先生に慣れ、習い事に慣れ、音楽に慣れ、自然に表現が生まれるように
育んで行けたらいいですね。
リトミック レッスンでは、ただ遊んでいるように見えますが表現を育み、リズム感や音感、音楽に触れることでその楽しさを学びます。
もちろん、手先を動かす遊びも加えて指を動かす訓練も。
そんな小さな指先の動きをする前は、体を大きく動かす遊びから始めます。
子どもは、粗大運動がよく育ってから微細運動ができるようになりますから、それもリトミック で効果的に育んでいきます。
「理解力がもっとついてからピアノを習わせよう」ではなくて、もっと小さいうちから、無理なく学んでいけるような始め方があること、知っていただけたでしょうか。
かしこい子を育てる育児の参考になれば幸いです。
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