辛口注意!キーボードとピアノの違い
こんにちは!
親子で楽しめるオンラインピアノ教室のまさみです。
今日は、キーボードとピアノの違いについて。
レッスンのお問い合わせのときに、
「ピアノがないのですが、どうしたらいいですか。キーボードならあります。」
と質問をいただくことがあります。
まてぃ、まてぃ。
私は言いたい。
『キーボードは「キーボード」であって、「ピアノ」ではない!』
と。
似ているかもしれないが、似ている部分はただ
①白と黒の鍵盤が並んでいる順番が同じ。
②ピアノの音が出せる。
ここだけだと思いますが、どうですか?
それでは、違いをお話しますよ!
キーボードは、ほぼ全て、鍵盤が88鍵ありません!
そして、音の強弱がつけられません!
鍵盤の幅が違います!
鍵盤の重さも違います!
ペダルがありません!!
詰まるところ、クラシックは当然のことながら、ポップスのピアノの楽譜を見て、キーボードでは弾けないということなんです。
私は幼少期からピアノを習っていますが、小学生のとき、「和音コード」に」を学びたくて、コードが書いてあるキーボードを買ってもらったことがありました。
オルガンとか、ベルとか、いろんな音が出せるし、リズムの音もだせるし、たいそう気に入って、ピアノの練習もキーボードでやっていました。
1週間ほど練習してピアノのレッスンにいったとき、ピアノの鍵盤が重たくて弾けなくなっていました。
とっても衝撃でした。
キーボードは、とっても鍵盤が軽いので、手のフォームが乱れます。
指の力もつきません。
そうすると、手が育たないので早いパッセの曲も弾けなくなります。
帰ってきてから、焦ってピアノ練習をたんさんやって、指を戻したのを覚えています。
実際に私の生徒さんでも、ピアノを購入するまでずっとキーボードで練習していて、5年ほど経ってやっと購入した方がいましたが、5年もの間、手が育たなかったので、フォームの修正に大変苦労しています。
5年も同じことをやってきたことを修正するのは、数ヶ月でなおるものではありません。
何年もかかるかもしれません。
指の力もなく、フォームも正しくないので16分音符や8分音符でさえも転んでしまい、大変苦労しています。
また、私がキーボードでピアノ練習していたときに感じていたのは「鍵盤がたりない!」「ペダルがないから音が切れる・・」「キーボードの高さに合う椅子がない」「ぐらぐらしていて弾きにくい」
・・・。
全く練習にはなりませんでした。
その後は、キーボードはソルフェージュの練習の時に使うようにして、ピアノの練習に使うことはありませんでした。
キーボードとピアノの違いについてわかっていただけたでしょうか?
「でも、ちょっと趣味でやるだけなんで。」と言う声が聞こえてきそうです。
趣味でやるにしても、楽譜どおりにメロディを奏でることはできません。
ペダルがないからです。
鍵盤も少ないからです。
それに、弾けるようになってきたら、誰しもグランドピアノに憧れます。
キーボードでは物足りなくなってくるのです。
どこかでグランドピアノを弾くチャンスがあったとき、きっと鍵盤が重くて弾けないと思います。
それなら、一番安くても良いから「電子ピアノ」を使って練習することをお勧めします!
いかがでしたでしょうか。
ピアノとキーボードの違い、わかっていただけたでしょうか。
次回は、「ピアノの上達には絶対的にプランが必要!」というお話をしたいと思います。
それでは!
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