遊びながら学ぶ幼児音楽教育:演奏力を伸ばすヒント
幼稚園での学習と小学校での学習はタイプが違いますよね?
幼稚園では、自分の席は大きなテーブルのような机にあり、学びは遊びの延長です。ところが小学校では1人ずつ自分の机の前に座り、本を使って体系的に学んでいきます。
音楽教育も実は同じで、この違いを理解することが非常に重要です。特に幼児期において、どのように学ぶかが、その後の音楽活動に大きな影響を与えます。
幼児期のピアノの学習とは、ピアノの前に座り、楽譜通りに音を鳴らすことだと思われがちです。しかし、それだけでは本当にピアノを通じて音楽を学んでいるとは言えません。幼児期には「遊びながら学ぶ」ことが重要です。
音楽を楽しむ力
自然に身につくリズム感
「音楽とは何か」を体感的に理解する力
これらを遊びながら身につけていくことで、自分自身の音楽を表現できるようになります。
私がこの考えに至ったきっかけは、子供が幼児の頃にコンセルヴァトワールのエヴェイユ・ミュジカルのクラスに参加した経験でした。
そこでは、音楽教育が「聴くこと」を中心に進められていました。一見ただ遊んでいるように見える活動も、実は音楽経験を増やすために計算されたものでした。この経験から、楽譜を読むことではなく、体験を通して音楽の基礎を築くことの大切さを実感しました。
それは音楽に大切なポイントである次の3つを、自然な形で身につけていくような教育でした。
音の強弱
音の大小を体で感じ取ることで、表現力が育まれます。リズムの形
手をたたいたり、体を動かすことで、リズム感を自然に学びます。音の鳴り方
楽器の音や声の響きを遊びの中で体験することで、音楽の楽しさを理解します。
これらを楽譜を使わずに経験することで、子供たちは音楽の中での役割を自然と感じ取っていきます。
幼児期においては、長時間ピアノの前に座って練習することは、最善の学びではありません。それよりも、遊びながら音楽を楽しみ、体感することで、子供の音楽演奏力を伸ばすことができます。
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