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たまには大きな曲を聴く

昨日記事に出てきたベルリオーズのロメオとジュリエットは、演奏時間2時間近い大きな曲です。この曲を全部聴いてみました。
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私が授業で聴いた部分は、第6部「キャピュレット家の墓地におけるロメオ」でオーケストラだけでしたが、曲全体では合唱あり、独唱ありでまさに「劇音楽」。ロマン派的な和声の広がりも感じ、典型的な19世紀の作品だなと感じます。

コンサートオペラでもなく、劇付随音楽でもなく、合唱付き交響曲。ベードーヴェンの第9にならった作品ですが、個人的には「劇作品」の要素が強いと感じます。というのは第9はシラーの詩を第4楽章で歌ったものですが、ベルリオーズのこの作品はロメオとジュリエットという小説を全体を通して表しているからです。

ベルリオーズは幻想交響曲を始め、作品に演劇性を入れて行っていますが、その際たるものといえるのではないでしょうか?

第6部は聴いていて拍子が取りにくく、また響きが斬新で、この曲を知らなかったので「19世紀終わり」かと思ったのですが、調べると1839年の作品とのこと。

ロマン派って新しいものを積極的に追求する時期だったのだなと感じました。


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