チューナーを使う意味
うちの子供たちは弦楽器をやっているので、調弦が必要です。
日本の弦楽器の先生だと早い時期からチューナーを持たせてそれで一音ずつ調弦することを覚えさせているようですが、私が経験したこちらの3人の先生(チェロ1人、ヴァイオリン2人)にチューナーを用意するように言われたことは一度もありません。
日本の先生がチューナーを用意してもらう理由としては、家で正しく調弦された楽器で弾いて欲しいからというのがあるはずなので、それはよくわかります。我が家は私に弦楽器の経験があり、当時はチューナーもなくて自分で開放弦を鳴らして合わせていたし、子供の楽器も時折私が調弦をしていましたが、他のご家庭はどうしているのかな?と思います。
スマフォにチューナーがあるということも、知らない人は知らないだろうし。長期休暇中なんて本当にどうしているんだろう?うちの子の楽器、長期休暇中にひどく狂って、ヴァイオリンの微妙な調整も大変ですが、チェロの太い弦が大きく狂うと結構面倒なんですよ。
次男の現在のヴァイオリンの先生は、ある程度大きくなった生徒には自分で調弦することを教えて、ラの調弦、そこから開放弦2本調弦しているのを聴いて「OK」と出しています。あくまでも耳で覚えさせるということです。
耳で覚えたら次男はチューナーに頼らずに調弦するようになりました。
あくまでも私が経験した3人の先生に共通していたというだけですので、これがフランス標準だと言い切るつもりはありませんが、他の弦楽器学習者にもチューナーを買ったという話は聞いていないので、チューナーを使わせない先生は他にもいるはずとは思います。
チューナーを使うのは便利ですし、素人の保護者が子供の楽器を調弦する、初心者が自分の楽器を調弦するためには必須だとも言えますし、時にチューナーで確認も有効ですが(私は時々やりました)、楽器を演奏する人は耳を鍛えることも並行しておきたいですよね。
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