「ピアノがキライ」と「ピアノがイヤ」は違う?!
みなさま、こんにちは。
みゆです♪
前回の記事で、英語とピアノのコラボレッスンをしていることについて、
「子どもの頃から英語が好き」
ということを書いたんだけど、ふつう、ピアノを教える者として書く、
「子どもの頃からピアノが好きだったから」
というセリフがなかったですね〜(笑)
今でこそピアノ講師をしていますが、子どもの頃はとにかく練習が嫌&レッスンに行くのもイヤで、しょっ中
「お母さんがいない間に練習した〜」
そして
「お母さんに練習したことにしておいてね!」
と妹への口止めも忘れず(笑)
・・・こんな感じで嘘をついて誤魔化していました。でも、時々バレて、
「練習しないならピアノ売るぞ!」
と父から怒られる繰り返しで、弾きたい時に弾きたい曲を弾くのは好きだったから、ピアノを売られてしまうのは勘弁して!と、それだけの理由でなんとか高校受験までは練習とレッスンを継続したものの、ピアノの練習とは無縁の楽しい高校生活へ♡
だから、
<ピアノがイヤな理由ベスト5>
練習したくない
面倒くさい
曲がつまらない
練習しなさいと言われるとムカつく
レッスンが楽しくない
どれもめちゃくちゃよくわかります!!!
世の中のピアノの先生方の多くは、部活すらしないで真摯にピアノの練習と向き合い、努力をして音大を卒業された方ばかり。皆さん練習が嫌とかなかったのかな〜と、とっても不思議だしすごいなぁって思います。
でも・・・
練習もレッスンもテキストも好きじゃなかったけれど、
「ピアノを弾くことは好き」だった。多分。
少なくとも「ピアノが嫌い」ではなかった。
きっと生徒たちの多くがそうなんじゃないかな〜??
小学生のうちに辞めてしまう子も多いけど、
ピアノを弾くことすら嫌いで辞めた子って、きっといないような気がする。
「練習しないなら辞めなさい」
多くのケースがきっと辞めるきっかけはこの言葉。
私だって、「練習しなさい!しないなら辞めなさい(怒)」と言われなければ、レッスン続けていたかもしれないし(笑)
練習がボチボチでも10年間習えば、その後やめてもまた弾きたいと思った時に弾けるだけの基本的な力は付くはず。
ちなみにそのおかげで私は25歳くらいでピアノを再開して、せっせとレッスンに通ってヤマハの指導&演奏グレードを取得し、ラッキーにもピアノ講師に♪
本当にピアノが嫌いなら早く辞めたほうがいい。
練習はやっぱり辛いから。
だから私もそれを私から生徒に切り出す時がある。
でも、そうじゃなかったら、「ピアノはイヤ」に負けないで、頑張ってまずは10年、続けて欲しいな。きっと大人になった時に「辞めないでよかった!」って思うから☆ ピアノは心豊かな人生への大きな投資。
だから、親御さんには、新しく見つけた一時的な習い事と天秤にかけて
「どっちかにしなさい」
と子どもさんに迫ることはやめてほしい。
毎日練習しなくてもよくて、お友達とワイワイできる習い事のほうが子どもにとって魅力的なのは、当たり前だと思うけれど??
先週、辞める決心をしてお母さんと挨拶にきた3年生の子は、その典型。
体操教室に行くことにしたらしい。
私が見る限り、その子は音楽が大好きだし、ピアノも好き。
ただ、「練習が面倒」なだけ。
お母さんが私の話を聞いて、とりあえず辞める話はもう1週間考えるということになったけど、さて、どちらの決断をしてくるかな・・・