3月10日ぷてぃらじ制作裏側
はろーぐりゅすごっと!
Pianist Daiです。
どうやらもう東京は桜が咲いたようで!?
羨ましいでしかない。
今年は全国的にも早めの開花となるようですね。
例年は桜を見にいくということをほとんどしないのですが、今年はこっそりふらっとどこかの桜を見に行きたいなぁと思っています。
ちなみに札幌はお花見でジンギスカンするんですよ!!
さて、今週のぷてぃらじ聴いて頂きましたでしょうか。
まだの方は是非聴いてください。
聴くと運勢アップします(真顔)
今月は一足早い桜を皆様に、と思ってたのですが桜もそれに合わせてくれたように一足早い開花となりましたね。
ということで3月は桜月間ということで今月のぷてぃらじは全て桜に関する曲をお届けする予定です。
春夏秋冬の中で、夏の曲が一番多いのかなと思いますが、桜の曲もすごく沢山ありますよね。
やっぱ日本人にとって桜って特別なのかなぁって思います。
1.曲が決まるまで
ぷてぃらじで演奏する曲は自分の中で基準が色々あって、それはぷてぃらじ以外の動画投稿でも一緒なのですが、一番大事なのは
自分の心と指がその曲に惹かれること。
激しいアレンジなどで個性を出すのもいいと思うのですが演奏家なので、弾く音は同じでも演奏する音のみで個性出したいと思います。
なので、心と指がその曲に惹かれて演奏することができれば、アレンジを加えなくてもいいかなぁ・・・。
クラシックは基本的にはアレンジはせず、演奏のみによってその個性を出して音楽を表現するものなのでここら辺は共通しているところなのかなと思います。
ただクラシックでは出来ないことが他のジャンルの曲で出来る楽しさというのもあると思うので、あくまでピアノの音を活かしつつ、他の楽器の音をいれたり、アレンジを沢山きかせるのも楽しいですよね。
2.楽器編成とアレンジについて
今回の「SAKURA」、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、本来曲のAメロが入る前の前奏のオケパート部分をカットし簡単な前奏パートに変更しています。
それはピアノという楽器は基本的に無闇に音数を増やすよりかはアコースティックさを活かした方が美しく聴こえることが多いのと、SAKURAのオケパートの壮大さを出そうとしたら沢山の鍵盤を押さえなければならないので、自動的に曲の音量が上がってしまいます。
そうすると、本当に盛り上げたいところで音数を増やせなくなると盛り上がりに欠けてしまうので、冒頭の前奏部分はカットして、アコースティックさをだし、桜の儚さの要素をイメージしてみました。
動画3:40~あたりからです。
(下の埋め込み動画は該当箇所から再生されます)
ただ、前奏のこの部分好きなのにーって言う人もいると思います、それは後述にて。
そして、ぼくの動画では比較的よく使っているウィンドチャイムに加え、合唱と中国の楽器”Bandi”を加え、三重奏で最後のサビの部分が構成されています。
Bandiについては1月20日のぷてぃらじでお届けした「ハトと少年」の和風バージョンでも使用しました。
Bandiについては、この1月20日のぷてぃらじの制作裏側の記事にて投稿しているのでよかったら合わせて読んでみてください。
今回このBandiをラストのサビの盛り上がりの部分の副旋律(サブメロディー的なもの)のパートで使用しています。
(下の埋め込み動画は該当箇所から再生されます)
やっぱ桜って和風なイメージなので少し笛の要素を入れたかったんです。
琴もいいかなと思ったのですが、少し突然さが強すぎたし、尺八だと個性が強すぎたので、今回は竹笛のBandiを採用してみました。
Bandiはあらかじめピアノで録音したものをソフトでPCに取り込んでそれを聴きながら1回のアドリブで演奏しています。
ぼくは割と目を閉じながら弾くこと多いのですが、目を閉じることで、視覚から得られる情報をカットし、イメージをしながら音を曲に乗せれるので、今回も目を瞑りながら桜をイメージして、桜が舞い散る真ん中で竹笛を吹いてる想像をしながら演奏しました。
ピアノで演奏してるメロディーラインと少しずらすことで(メロディーのリズムを重ねず弾くということです)、桜の花びらが落ちる雰囲気になるといいなぁと思ってアドリブしています。
Bandiをいれたサビの2回目では1回目と違ってあるパートをいれています。
ここで先述したカットした本来のオケパートの前奏が出てきます。
今回Bandiパート少し音量バランスが悪く、あくまでピアノがメインということを意識するあまり少し音量が小さくなってしまったので分かりにくいと思いますが、繰り返したサビで、前奏のオケパートを意識したメロディーをBandiで演奏しています。
(下記の埋め込み動画は該当箇所から再生されます)
めっちゃこの曲好きっていう人はもしかしたら気づけるかもしれないけど、大抵は、うん分からんってなると思います。
まあ靴下の裏に模様描いてみたくらいのことなので気にしないでください。
あくまでオリジナルのパートへのリスペクトの意味を込めての細かいアレンジなので、単純な自己満足です。
ちなみにウィンドチャイムはいつもの如くちょっとした立体音響でいれているので、イヤホン・ヘッドフォンで聴くと「を。」ってなるかもしれません。多分。
あとは合唱(人の歌声のサウンド)を縁の下で支える感じで入れてサビの重厚感をプラスしています。
ここで盛り上げたかったので、冒頭の前奏はカットしてシンプルなピアノのみの音にしました。
3.終わりに
思ってることは一瞬の大したことないものなのですが、言葉にすると何だか長文になってしまい大袈裟な感じになりましたが、要は桜の雰囲気がぷんぷんするこの「SAKURA」の曲愛してるよってことです。
いつも完成までに何曲か実際に弾いて録音して、軽く他の楽器いれたり編集した中で、今回はこの曲にしようってなるのですが、それはやはり遊び心をいれたかったり、どうやったらこの素晴らしい曲を素晴らしく弾けるだろうって思える曲をチョイスしています。
やはり何となく選んで何となく弾くと、聴いてる人に伝わるものは何もなくて、オリジナルでいいよってなっちゃうと思うので。
そりゃそうですよね、1000%の伝えたいがあって、それが0.1%伝わったら最高だと思うので、何となくはよくないよくない。
もちろんオリジナルしか勝たん!!っていうのもわかる。
これからもぷてぃらじでは素晴らしい曲をお届けしたいと思いますのでよかったら聴いて下さい。
ということでまた次回の記事でお会いしましょう〜。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
ちゅーすばっばー!
Dai