ならない、なれない、なりたくない。
だんだんと寒くなってきたので、温かい飲み物をたくさん淹れてPCの前に座るようになりました。
保温機能などない、普通のマグカップなので、少ない量だとすぐに冷めてしまうんです。
熱量保存の法則とかいわれるもの(?)とかあった筈ですが、理論はさっぱりなので、よくわかりません。
ただ構造は、人の気持ちによく似ているなと思います。
好ましいとか、嫌だとか、苦手だとか、まぁ何でもいいのですけれども。
そういう気持ちでいっぱいになっていると、違う意見を言われても変わりにくい。
少し減ってきたころに、違う意見を言われると変わりやすいという意味で。
温かいお茶なら、マグカップにいっぱいの時は部屋が寒くても温かいままだけど、量が減ったら冷めやすいみたいな?
精神的な余裕とかが、断熱材になって保温効果が持続したりもあるのかな、なんて思ったりもします。
技術の発展によって通信環境が整った結果、テレワークが可能になりました。
毎日職場に通勤しなければいけない、という私が社会人になった頃の常識は壊れたということです。
もちろん、これは全ての職種にあてはまることではなく、通勤が必要な職種もあります。
ただ単に、選択肢が増えたというだけの話です。
そしてこれは以前より、ひとりでも充分に生きていけるようになったということだと思うのです。
だからこそ、ひとりよりも楽しいというのは、凄いことなんだなと。
ジグゾーパズルのピースみたいに、ピッタリはまるのは、きっと自然な形なんだろうなと思います。
プラスじゃなくマイナスの方面に組み合わさって、抜け出せないこともあるだろうけれども。
でも、それは自然な形なんだろうなと思います。
私個人のことで言えば。
これまでを振り返った時に、箱にしまって閉じ込めておきたい時間があります。
気が付くといつも、そのことを考え続けてしまって精神的に不健康になるという、不のスパイラル。
マイナスの方向に組み合わさって、取れないピースがそこにあるということを突きつけられてしまう。
でもそれは、きっとそれなりの理由があって、治らないままでいる理由もあって。
きっと、付き合い続けていくしかないことなんだと思っています。
いつか穏やかに感情を鎮めていくことができて、受け入れられるまで冷めるのを待てばいいと思っています。
言語化せず朽ちていって、いつか脆くなって崩れてしまうのを待っているとも言います。
勝たない、勝てない、勝ちたくない戦いをしているともいうのかな。
内容はわからないけど、面白い。
理解はできないけど、楽しい。
子供の頃は、そんなものが日常にあふれていました。
私にとっては時代小説がそうだったし、プラネタリウムだってそうでした。
単体で食べると嫌いなミントが、チョコミントだと美味しく感じることだって同じだったと思います。
だんだんと大人になってしまって、理屈だとか理論武装しているフリで自分にガードを作ってきたのですが。
こういうガードがきかない、わからないけど楽しいがまだまだ沢山あるんだなぁ。
それを思い出させてくれるし、知らないものに触れる嬉しさがあるから、異業種の人の話は面白いと思うのです。
冷めかけたお茶を、電子レンジで温めなおすような効果があるのかなとか。
温かい飲み物を用意すると、好きな作品をいそいそと用意したりとか。
嬉しいことがあったら、好きなお菓子を買ってみたりとか。
プラスにプラスを掛け合わせて、精神的な強度をあげたいなと思うのです。
マイナスをたくさん持っていても上書きができて、いつかプラスになりますように。
それまでは、じっとプラスを掛け合わせて、我慢をするしか私には思いつかないので。
良きことにすべてが繋がりますように、と願いつつ今年の冬も乗りたいなぁと感じるのです。
負けない、負けられない、負けたくないので。