紫ベルゼブモン解説
みなさんこんにちは!
ゴリです!
今回は国内決勝ベスト8になったベルゼブモンデッキの解説をしたいと思います。
優勝者もベルゼブモンだったこともあり今大会は完全に勝ち馬にでした。
ベルゼブモンを使用する経緯なども紹介できたらと思っています!
「落ちが強ければ勝てて、弱ければ負ける」
これが大前提です。
「弱ければ負ける」という運要素の高さを嫌い、使用したことのないプレイヤーが多数かなと思います。
そんな弱点をある程度克服できるように努めたのが、順当進化型なのでぜひ読んでいってください。
構築
今回はチャンピオンが使用していた主流の構築とは大きく変わっていて、順当にベルゼブモンまで進化させる型を使用しました。
メリットとデメリットどちらも存在しているので優劣がつくものではないことを理解していただけると幸いです。
ベルゼブモンというデッキ
デジカの戦術では今までになかった「落ち」の要素がゲームに直結するランダム要素の強さが魅力です。
最終的には相手のセキュリティ消却を狙うメインギミックが、太い勝ち筋になってる点も高評価です。
デジカ以外のカードゲームを触ったことのない人にはピンと来ないかもしれませんが、カードゲームおいてギミック内のランダム要素はそれ自体が大きなリスクなのでリターンの大きさに繋がっています。
特に僕の出身である遊戯王には環境トップにまで上り詰めたデッキも多数存在しています。
そんなランダム要素は最終的なセキュリティ消却に繋がるだけではなく、相手デジモンの消滅、展開補助、メモリーの移動によるターン継続などに繋がっています。
ランダム要素における上振れを自分の手のひらの上でコントロールしようと生み出されたのが今の構築です。
順当型のメリット
・順当進化ゆえにデッキ出力が高く、サーチを最大限投入しているので事故が圧倒的に少ないです。
・落ちや初手、相手からのメモリーによっては2ターン目からベルゼブモンで走り出せるので最速の動きが圧倒的に強いです。
・デッキからの落ちを「アイ&マコト」や「ウィザーモン」の進化元効果でのコントロールが容易なので、自分でゲームを組み立てていけます。
順当型のデメリット
・上振れが少ないです。100点以上の動きを作れないので相手の最強ムーブに対応できず負けることもあります。
※そこを差し引いても様々な対面に相性有利だったので使用しました。
・繊細でとても難しいです。メリットにもあるゲームを組み立てることが苦手な方は、デッキの最大値の出し方がわからずに負けてしまうと思います。
※自己練習と対面調整がとても大事なので時間をがっつり取れない人にはお勧めしません。
当たり前ですがメリットとデメリットは表裏一体なので、利点は視点を変えると欠点になってしまうということです。
順当ではない流行りの型だったりすると、進化できるかは引きに左右され少ない手札でゲームをしなければいけませんが、落ちが強ければそれだけで勝てたりします。
レアリティ
公式の配信を見ていただければわかりますが、複数投入かつゲームに必要なカードのレアリティを散らしています。
ベルゼブモン、ベルゼブモンX抗体はリーサルの際に必要なのでデッキに残っているかを瞬間的にわかりやすくするために分けました。
インプモン、ヴァイオレット・メモリーブーストはピン投されているキーカードがデッキのどの位置にあるかを推測するために分けました。
メモブに関しては再録された際に通常版ですら加工が変わっているので見ただけでわかるようになっています。
デッキの順番が重要な際は、汎用カードだが4種類あることを覚えておくと構築の手助けになります。
このように、一言でレアリティを分けるといっても様々な理由があります。
実際に使用したレアリティの構築がこちらになります。
※ベルゼブモンはやりすぎなのでここまでする必要はないです…
回し方
基本の動き
1.準備
アタック時に発揮する進化元効果の掛け合わせで一度に大量のカードをトラッシュに送ります。
これらを1ターンに発揮させ、9枚トラッシュに送ることができます。
その中にEX2-インプモンが混ざっていると+3枚されていくので体感の最低値は12枚といった感じです。
とても重要なのは、バアルモンの進化時効果を発揮させることです。
そのために8枚あるメモブのディレイでメモリーを確保します。
ディレイできるメモブが2枚あると、インプモンの状態からバアルモンまで進化することが確約されるので積極的にメモリーブーストは手打ちしていきます。
1(返しされる)+2(ディレイ)+2(ディレイ)=5
ウィザーorウィザーXで2コスト+バアルモン3コスト=5
といった感じです。
こちらの動きの再現性を高めるためにもヴァイオレットメモリーブーストの採用になってます。
この動きをするとバアルモンの消滅時効果を引き継いだままベルゼブモンに進化することができるので、実質の消滅耐性になります。
そこで進化するベルゼブモンが
こちらの場合は
トラッシュが+4枚され序盤にミストメモリーブーストを発動していた際は20枚以上のトラッシュが確約されているので実質の2コスト進化になります。
2.リーサルプラン
先ほどの進化ラインを意識しながら作ったベルゼブモンが次のターンにもう一度アタックした際は、
・少なくともメモリー2回復する
・セキュリティアタック+2
・DP14000~17000
となるので概ね相手のセキュリティデジモンに負けません。
・バアルモンで1点
(トラッシュが9~15枚ほど)
・ベルゼブモンで2点
(20枚以上のトラッシュとメモリー+2)
・ベルゼブモンX抗体の進化時効果で2消却
(進化で1コスト)
・ベルゼブモンブラストモードでダイレクト
(進化で1コスト)
こちらがデザイナーズコンボでありながら太い勝ち筋になります。
最後のブラストモードは、最速で決めるならという話であって決め切らなければ弱いという話ではありません。
デッキによってはルインモードで積むこともあったり、そもそもベルゼブモンX抗体の消滅時に出てくるインプモンを処理しながらリカバリーできなければ負けなのでそのまま勝つことがほとんどです。
セブンスフルクラスターがトラッシュにある場合は、盤面を処理しながらセキュリティを詰めているので相手の要求値は相当なものです。
対面意識
対ウォーグレイモン
ベルゼを使う理由になるくらいに有利です。
ウォーグレが多い環境では使い得な気がします。
グレイモンやグレイモンX抗体を用いた4~5枚のセキュリティを一気に突破してくるのが脅威ですが、ベルゼ側からすると4~5枚トラッシュが増えることにもつながります。その中にメモブや除去オプションがあればそれだけで勝てます。
相手がクールボーイなどで育成を温存しても、こちらのサーチカードのほうが強くバアルモンは消滅されてもベルゼブモンになることから圧倒的に有利です。
消滅耐性を駆使して盤面を維持しようとしても、
2枚のセブンスフルクラスターによって耐性を乗り越えることもできます。
対ハンター
採用枚数によって勝敗が大きくブレます。
採用枚数が多くなり、しっかり「時計屋のおやじ」をプレイされると体感5割くらいまで下がります。
※配信でも紙一重という感じだったので間違ってないと思います。
それ以外は、ルインモードの蓋性能やセキュリティを削る速度で勝っているので不利対面だとは思っていません。
先行・後攻で少し傾く対面でもあるので、BO3が導入されると安定して有利対面といえるかなと思います。
対ブルムクオーツ
実際に調整開始時は相当負け越しました。
プレイを変えることで有利まで持って行けたので紹介します。
回し方>準備
の項でも説明したようにメモブを2枚用意し一気にバアルモンで攻めるというキープをするとテリアモン1枚でプランが崩れます。
そこで
ウィザーモンorX抗体まで進化してさっさと殴り始めトラッシュを増やしていく
というプランに切り替え
早期に
ワープ進化効果を使いベルゼブモンで攻める意識を持つだけで勝率がぐっと上がりました。
プレイを寄せたこともあり5割近くまで勝率を持ってこれたのですが、メタカードが噛み合ったり「秘めちかブルム」の組み合わせで負けることもあったので
こちらの2枚を採用し盤面処理が得意な構築にしました。
ワープのベルゼブモンは普段では育成にいると心もとない、
の進化元効果をうまく活用できます。
一般的な除去の、育成アヤタラモンから成立する
2枚の盤面を除去することができるので、採用してよかったと思います。
今後流行ってもいいなと個人的に考えています。
まとめ
ぶっちゃけ国内決勝は、上記の3対面しか存在しないと考えていたので、他の対面の詳しい情報はあまりないです…
「VSロイヤルナイツ」環境でもまだまだ環境トップだと思うので、考察していき追記できればと思っています。
大会を振り返ってみると使用者2名で、1人は優勝、1人はベスト8という結果だったので客観的に見てベルゼブモンを使う理由になると思います。
今後も様々な環境の推移はあれど、太い勝ち筋を通していけることは間違いないので連取し続けるべきです。
気が向いたら
ギズモン採用型もnoteにしてみたいと思います!
簡単にはなりますがこれでベルゼブモンの解説を終わりたいと思います。
今後は僕のグループでも解説動画を撮ろうかと思ってますので楽しみに、首を長くしておまちください!
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