サンフレッチェ広島というクラブのビジョンについて
サンフレッチェ広島は、所謂地方クラブで財政的にも恵まれていない。
しかし、育成年代の観点から言うとサンフレッチェ広島ユースは圧倒的な力を持っており、他県から広島ユースに加入する選手も多い。
実際、ユース出身者や、若手が伸びてきている。
ここでクラブビジョンというものを考えたいと思う。
J1に残り続けるという点においては城福浩監督は適任であると言える。
ヴァンフォーレ甲府時代での残留争いの実績や、しぶとく勝ち点を取っていくという面において。
しかし、エンターテイメント、上位進出という点では城福浩のサッカーには不満しかない。
簡潔に言えば、3バック、4バックといったシステム変更を対戦相手や試合状況に応じて使い分けないあたり、柔軟性がない。
18年は4-4-2、19年は3-4-2-1、20年も3-4-2-1だ。
シーズンを通して1年間はシステムをいじらない。
黄金期を築いた森保一こそ「ブレない」というサッカーでやってきたが、チームの成績が年々悪くなっている以上、城福浩に批判が向けられるのも当然であると言える。
能力のある松本泰志の序列をハイネルや野津田岳人が上回っているあたりも納得ができない。
このクラブは何を目指したいのか?
残留し続けることか?数年に1度上位進出することか?
これは贅沢なことかもしれないが、はっきりと言って、4年で3度優勝したチームのサポーターからすると残留争いに勝ち残るだけで満足できる訳がない。
支離滅裂で殴り書きな文章になってしまったが、このクラブはどこを目指しているのかはっきり言って分からない。