『映画ギヴン 海へ』を観て
遂に、完結まで来てしまった『映画ギヴン海へ』を観てきた。
好きな作品の終わりを観たくないことがある。
観なければ自分の中で物語は続いたままだ。
真冬が由紀と過ごした日々を忘れてくことが怖い感情も、前術のようなものだろうか。
先に進まないことで、過去の思い出を保存して、
真冬の中での由紀は永遠に生き続けてる。
そんな真冬を一歩前に進ませた曲が、
今回の映画のタイトルにもなっている"海へ"。
正直もうこの歌唱シーンが愛すぎた。
由紀が作っていた途中だった曲を立夏が完成させて真冬に届ける。
感動しないわけがない。
立夏が音楽が好きで由紀の才能を素直に認められる人間だからこそ、この曲を完成させられたんだろうなと。
由紀から真冬へのラブソングを代弁しているようなものじゃないか。
忘れることがないように、
音楽を作り続ける目標ができた真冬。
真冬の始めては由紀だったかもしれない。
最後は立夏であったらいいな。