反逆のオタクが『奪還のロゼ』で脳を焼かれた話「好きで好きでしょうがない…」

 ※この記事には「コードギアス 奪還のロゼ」第一幕のネタバレが含まれています。
映画をまだ観ていない方は注意して…いや、読まないことをお勧めします。


また序盤は長々とした自分語りが続きます(一応、映画の感想にも繋がってはいるのですが)
「奪還のロゼの感想を読ませろ!!」という方は、該当箇所へスクロールをお願いします……

それと『考察』とかは一切ないです……上げるとしたら別記事で投稿します。
あくまでも感情のままに映画と自分語りを絡めた駄文です。

ルルーシュというプレッシャー



皆さんはコードギアス Next 10years Project をご存じだろうか?

大人気アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」に代表されるコードギアスシリーズの新展開ということで2020年に始動した企画である。

スマホゲーなりの企画も発表されたが、
やはり最大の目玉は新作アニメ『コードギアス 奪還のロゼ』だ。

大ヒットしたルルーシュと同じ『アニメ』という戦場でこそ、コードギアスは輝くし復活すべきだーー
私はそう信じていた。


 しかし、同時に大きな懸念も抱いていた。


コードギアスシリーズでルルーシュを超えるキャラクターが生まれるはずがない

異論もあると思うが、
長年そのように感じているファンも多く、私もそれを否定できないと思っていた。
コードギアスという名前は圧倒的に知られているが、映像化されたアニメ作品は、
『コードギアス 反逆のルルーシュ』
『コードギアス 反逆のルルーシュR2』
『コードギアス 亡国のアキト』
『コードギアス 復活のルルーシュ』
…と
大まかにこの4つしか制作されていない(劇場版なども存在しているが割愛させていただく)。

コミックスや小説、ゲーム作品なども多数存在しているが、
そのほとんどが「反逆のルルーシュ」のスピンオフだ。
近年では人気のソシャゲにルルーシュが、コラボの形でお邪魔していることが多いと思う。

 言うなれば、ルルーシュという存在自体がコードギアスというシリーズのアイコンと化している状況だ。
(それを覆そうという試みで制作されたスマホゲーも存在していたが……)

ルルーシュが関わらないアニメで成功できるのだろうか……
そんな漠然とした不安を抱きながら『奪還のロゼ』の続報を待ち続けて、
約3年の月日が流れる。

ーー2024年春
続報は突如アナウンスされた。

『復活』の4年後!?

 2024年5月より4幕構成で4カ月連続上映!!

いやいやいやいや……突然過ぎん?
だが、度肝を抜かされるのは公開されたあらすじである。


かつて世界の3分の1を占めた超大国、神聖ブリタニア帝国がブリタニア共和国として超合集国に加盟し、世界が平和への一歩を踏み出したある時。一部の勢力が合衆国日本のホッカイドウブロックを武力制圧し、ネオ・ブリタニア帝国の建国を宣言。日本人は再びイレヴンとして虐げられることとなった。黒の騎士団と現地のレジスタンス組織がホッカイドウ解放のために戦う中、ネオ・ブリタニアの貴族や高官を倒し、日本人を救うブリタニア人兄弟"ナナシの傭兵"として活動するロゼとアッシュの姿があった。

『コードギアス 奪還のロゼ』公式サイトより

 めちゃくちゃ見慣れた単語や設定が舞い踊っている。
『復活のルルーシュ』から5年後を描いた作品ということなのだが…

正直、不安感は増した。
やはり反逆の焼き直しになってしまうのでは……?
勿論発表されたキャラクターやKMFには「おお!」と感嘆する部分はあった。
特にキャラクターは2023年、惜しくも逝去してしまったアニメーターであり、最初期からコードギアスに関わってきた木村貴宏氏のデザインだ。

興奮しないわけがない……

期待と不安が心の中で入り混じり、一体何に期待して見ればよいのか…

『コードギアスだから見たい』という好奇心と応援の気持ちは確かにあったのだが……

一応公開前に気になったことをまとめておくと

  • ・指揮官タイプ主人公の名前がロゼ→恐らく『ゼロ』のアナグラム

  • ・凄腕のKMFパイロットのお兄ちゃんアッシュ→スザクの立ち位置なのかな?

  • ・父親が殺されネオブリタニアに幽閉されている皇サクヤ→神楽耶の親戚かな?……顔が好みだな(これ重要)

基本的に「反逆」との接点でキャラを見ていたり……

 曖昧模糊な気持ちのまま、公開初日より約1週間遅れての5月19日。
いよいよロゼを鑑賞することとなる。
もっと早く観たかったのだが、映画の公開規模がそこまで大きくないため、遠出が必要なため1週間を要したのだ。

 実は6月後半から動画配信サイト・ディズニープラスで全話配信されるので、それを待ってもいいかなと思ったりもした。

だが、やはり「ギアスの新作だから」
言ってしまえば、記念・思い出作り、そしてけじめだ。
遠出の元を取れないほどつまらないと感じたら、
ネガティブな感想で鬱憤を晴らすしかない。

しかしこの後、私は衝撃的な映画体験をすることとなる……

ちなみにこちらが鑑賞前私が抱いていた印象だ。


映画本編レビュー
『裏切りこそがギアスの醍醐味』

 映画冒頭は、黒髪の2人の少女がネオ・ブリタニアに追跡されるシーンから始まった。
事前情報に照らし合わせるなら『皇サクヤ』ということになるが、一人多いし、見分けがつかないほどに顔がそっくりな2人。

この時点で何らかの『仕掛け』が始まっているな?と思うのだが、
まさかあんな形で回収されるとは……

 その後世界観の説明、そしてOPが始まるのだが(一幕は3話分の内容なのでご丁寧に×3回ちゃんと流れる)
OP終盤に皇サクヤの裸体カットが映し出される…

「デカい……」

心の中で秘かにガッツポーズ……この段落は忘れて欲しい。


 以後の流れは大体想定通りで、
主人公のアッシュ&ロゼ兄弟が、ホッカイドウのレジスタンス組織から依頼を受け、ネオ・ブリタニアのエース集団『アインベルク』のメンバー2人の殺害を請け負い、なんだかんだその作戦は上手く進む。
アッシュの駆るKMF『Zi-アポロ』が敵を引き付けている隙に、ロゼは単身敵基地へ侵入し、指揮官と相対する。

 ロゼがギアスユーザーであることは予告で明かされていたし、自ら前線で活躍する指揮官像はルルーシュに倣ってのものだろう…と感じたのでこの時点でも特段、驚きはない。
だが、ロゼは敵指揮官の前でその正体を突然現した……

 外されたウィッグからは長髪がヒラヒラと舞い、
首輪のロックを外すと瞳の色、そして声も変わる……

ピンク色の瞳に黒い長髪のCV上田麗奈……

皇サクヤじゃないか!!!



実は今囚われている皇サクヤは影武者で幼馴染の春柳宮サクラであり、
その奪還のためサクヤは仮初の姿『ロゼ』として、ネオ・ブリタニアと戦っていたのだ……(冒頭二人いた少女はその伏線)

 この正体明かしがあまりにも衝撃的過ぎて、それ以降のお話をあまりよく覚えていなかったりする。

やられた……

主人公を印象付ける大胆すぎる手法に舌を巻く。
強力過ぎる先輩キャラ・ルルーシュ相手には、確かにこれぐらいしないと戦えない…
故・木村貴宏の線のタッチが活かされた凛々しさと艶やかさを持つ少女という絵的なインパクト、
ギアスシリーズでは(アニメでは完全に)男性主人公が多いから今回も…の思い込みがあるからこそ、この視聴者を『裏切る』テクニックは効果を持つ。

更には事前情報の『皇サクヤは家族と故郷を奪われた姫』をこちらはインプットしている状態なので、ネオ・ブリタニアと戦う理由が一瞬で理解できるし得心がいく。

 サクヤはルルーシュと同じ復讐する元貴族(皇族)であり、
ロゼという存在自体がゼロの仮面とイコールの『手段』なのだ。

 この視聴者の意表を突いき驚きの展開を次々に提供するスタイルこそ
私が18年前に味わい今も忘れきれない『コードギアス』の醍醐味そのものだ。

期待していた『裏切り』だ。
裏切られてこんなに嬉しいことも滅多にないだろう。

この時点で主人公たるロゼ=サクヤに、心惹かれたのは間違いない。

 そして、驚きの情報はまだお出しされる。
・サクヤの母親はブリタニア皇族の出身で、皇重護(サクヤの父)に嫁いだ
・サクヤにギアスを与えたのはL.L.(かつてルルーシュと呼ばれた男)


ハッキリ言ってこの2点もかなりの考察要素とファンサービスだな……

 サクヤに与えられたのはルルーシュと同じ、自身の命令を強制させる「絶対遵守のギアス」。
だが大きな違いとして、ルルーシュのそれが相手の瞳を見るのが条件なのに対し、サクヤは言葉で命令を聞かせる必要がある。

そしてこれはサクヤの気質に由来するのだろうが、彼女は命令相手に『選択肢』を与えるような使い方をする。


一例を上げると「贖罪する気があるならやれ、そうでないなら自害しろ」(補足すると復讐相手に銃を与えた上で命令している)。

「死ね!!」や「全力で見逃せ!!」とシンプルに命令していたどこぞの誰かさんとは大違いで大甘なのだ。
サクヤの甘さは他の場面でも顕著だ…

孤独への怯え

 その後、なんだかんだあってレジスタンスの仲間入りをしたり、
旧知の軍人を助けたり、あと一歩で奪還に失敗したサクラがネオ・ブリタニアの次代皇帝に就任したり…と激動の2話3話となるわけなのだが、
あえてシナリオに沿うのではなく、サクヤに焦点を絞って語りたい。

 先に上げたようにサクヤにはいくつもの秘密がある。
そもそも『ロゼ』という姿も仮面なのだ。
彼女はこうした秘密を複数人に明かしているのだが、それぞれと共有している情報量に差異がある。

協力することとなったホッカイドウのレジスタンス組織『七煌星団』のメンバーには『ロゼ』として押し通しており、何の秘密も共有していないし、『囚われた皇サクヤ』奪還の目的も語ってはいない。
例外として、七煌星団リーダーである黒戸剣成は(元々父親・重護の警護役だった彼との面識もあり)サクヤの正体を知った上でロゼとして接している。

ネオ・ブリタニアの役人ナターリア、彼女がオーナーを務める喫茶店「シュマリ」のマスター&店員はサクヤの協力者として正体を知っている。
(余談だがナターリアの屋敷はサクヤのセーフハウスともなっており、
3話冒頭では屋敷のベットでリフレッシュするサクヤのサービスシーンが堪能できる……めちゃくちゃ弾けてた……


 ややこしいのは、兄アッシュである。
『皇サクヤ奪還』の目的は共有しているものの、ロゼの正体は知らない……

ここまでで気づかれた方も多いと思うが、ロゼが実在しない人物なら兄も存在しないはずだ。
実はサクヤは、絶対遵守のギアスにより自分を「大切な弟」としてアッシュに認識させ、作戦のための手駒として利用しているのである。
(なお命令の詳細はまだ描かれていないので、『弟になれ』との命令かどうか断定できない)

…というのもこのアッシュ。
アインベルクメンバーとも旧知の間柄かつ、ネオ・ブリタニアの軍人であることが劇中で明かされている。
そしてアッシュ自身が「サクヤの父・皇重護を殺害した」と告白までしている。
サクラの奪還等の全てが終わった後、アッシュを殺すとサクヤは決意しているのだが……

ちなみに3話では、サクヤがシュマリにて気晴らしに『ラズベリー』なるメイドに扮した際、偶然来店。
サクヤ(ロゼ)であることにはまったく気づかずに、一目惚れしていた……

これLOVEに発展もあり得る……?

劇中ロゼがアッシュにかけた命令を再確認させてるシーンがある。
どうもギアス効果の持続性に疑問があるようで、これが爆弾となる可能性が高い。

 そもそもギアスの効果範囲や「一人に付き1回」などの使用制限もまだよく分からない。
チョーカーによる肉声の調整は意図しないギアス発動を抑制する意味合いもあると思うが(ルルーシュで言うコンタクト)

これでやらかさないか、心配になってきたな……

皇サクヤという女 

 長々とサクヤとその人間関係について話したが、つまり何が言いたいのか…

サクヤは、嘘を内に溜め込むことが出来ない人間なのだ。
作戦上の有利を見越してもいるのだろうが、秘密の共有相手を作り安堵を買っている。
だからこそ、ギアスについてだけは他の誰にも明かしていない
(現状知るのは、与えた本人L.L.のみと思われる)。


 『王の力は人を孤独にする』

コードギアスシリーズを見続けてきた人々には馴染みある、そしてその意味を嫌というほど味わってきたフレーズであろう。
L.L.も能力を与える際に、この警告を送っている。
同時に『大切なものを遠ざける』とも。

3話終盤、サクラがネオ・ブリタニア皇帝に祀り上げされた際、
サクヤはこれがギアスによって招かれた災厄なのかと感じていた。

 思えば、「ロゼ」として陽気に振る舞う姿は事を有利に運ぶための仮面であると同時に、溜め込んだストレスの発散も兼ねているのかもしれない(一粒で二度美味しい別の顔に萌えたりもするわけだが)。


 サクヤは気丈に振る舞う主人公だ。
だが、優しさと甘さ、不安と怯えも目立つ。
いや、逆かもしれない。
心優しき少女が戦争で家族と友達を失ったからこそ、懸命に立ち上がったのだ。
だからこそ観ていて、応援したくなるし愛おしくも感じる(あと顔も好みだ)。
しかし、それは危ういと心配にもなる。

 ルルーシュにはC.C.というギアスを与えた『共犯者』がいた(ちなみにロゼ第一幕には未登場)。彼女の支えによって、戦い続けてこられたのは疑うべくもない。

少なくとも第一幕時点でのサクヤに『共犯者』はいない。
偽装した兄アッシュという駒はいる……だがアッシュの人柄に触れ、情が移っている節も見られる。
本当に父親を殺害した仇なのか、疑っているのだ(実際アッシュがそのように語っているだけなので、確定と言い切れない)。

そういえばアッシュにメイドとして騙った偽の名前『ラズベリー』の花言葉は『愛情』と『深い後悔』らしい……

 ルルーシュにも必要悪を割り切れない葛藤はあったが、サクヤはそれ以上に人を欺く罪と孤独に怯えている。
『覚悟』を語るのもそれを自覚するからこそ、自分に言い聞かせたいのではないか?

 あえて何度でも言おう。
その人間臭さが愛おしい人物なのだと、私は思う。

自分が同じ境遇に立たされた時、果たして同じことが出来るだろうか?
限りなく難しい。
しかし、皇サクヤは決意したのだ。
ロゼという仮面を纏い、アッシュという兄を作り出し、
父と故郷を奪われた復讐と友達サクラの奪還のため、
ネオ・ブリタニアへ反抗する決意をーー
 
 心優しき彼女に、これから多くの試練が迫るだろう。
何せこのアニメは『コードギアス』シリーズなのだ。
極端に言うと主人公だって生存できるかも分からない。

それでもサクヤが、心に抱いた信念をやり遂げられるか、
温かくだが情熱を持って見守りたいと思う。

好きにさせたら勝ちでしょ

 ここに至るまでの文章で、ほぼストーリー解説に触れずにつらつらと皇サクヤへの情動を書き連ねてきたわけで、落胆されてる読者がおられかもしれない。
だとするなら、申し訳ないと素直に謝罪しよう。
だが、誠に勝手ながら自分にこのような感情を抱かせた皇サクヤにこそ「コードギアス新時代」の幕開けを感じてならないのだ。

 冒頭文章にもあるようにコードギアスというコンテンツ、ルルーシュありきでこれまで18年続いてきた。
その過程では、作り手の試行錯誤もあったのだろう。
失礼ながら脱ルルーシュを狙ったものの不発に終わったと感じた企画もあったと感じる。
それでもコードギアスという日本アニメ史に燦然と輝く傑作アニメを絶やしたくない、との一心で続けてきた行動はついに実ったわけだ。

 その実りこそが、皇サクヤ。
これからのコードギアスを牽引していくニューリーダーだ。


「これがコードギアスだから」という枕詞はもう使わない。
皇サクヤの愛と友情と復讐と仮面の物語として、私は見届ける決心をした
(旧キャラとの絡みがあったらすごく嬉しいのは否定しないが……)。

 過大評価かもしれない。同意を頂けない人も多かろう。
しかし、これは確実に私にとっての真実である。
『皇サクヤ』を通してコードギアスや世界と関わりたいのだ。

 その意味では、まんまと作り手の掌で転がされてる気がしないでもない。
1幕(1話~3話)の構成は、皇サクヤという人物を、皇サクヤを取り巻く人間関係を、皇サクヤの目を通して目まぐるしく動く物語『奪還のロゼ』を、それぞれ知ることに特化したものとなっている。
そのためにもサクヤという人物が観客に好かれるために何が必要なのか、徹底的に突き詰め実践されていると感じた。
愛されやすさの点に限れば、『ルルーシュ』を超えているかもしれない
(ルルーシュは、エリア11での圧政では傍観者のポジションだが、
サクヤは故郷を侵された当事者だから感情の重さが違う)。

 しかし、それが制作サイドの戦略であろうと私は喜んで乗ろう。
私も皇サクヤを愛するという利益を享受できるのだから。
コードギアス風に言うならば、これこそが『共犯関係』のあるべき姿だ。

 コードギアスシリーズはついに、ルルーシュと並び立てる主人公を得たのだ!!

皇サクヤの元ネタをちょい考察

 一応考察っぽいことも書き連ねておきたい。
皇サクヤには、元ネタとなるギアスシリーズキャラが多数存在すると思われる。
簡単にまとめるとこんな感じ

・ルルーシュ→ブリタニア皇室の血を弾くサクヤとは血縁(と思われる)、(元)ブリタニア皇位継承権保持者、家族を殺された復讐者、妹(幼馴染)を守るための戦い、絶対遵守のギアス、優れた指揮能力、指揮官でありながら前に出ることを躊躇わない、仮面

・枢木スザク→枢木家が皇家と親戚のため、サクヤと血縁の可能性あり

・紅月カレン→ブリタニアと日本人のハーフ、ハーフの容姿を活かしたテロ活動、デカい(重要)、美人

・皇神楽耶→姓名から血縁の可能性大、日本の皇族、神楽耶の初期設定時点の名前が「サクヤ」

・ロロ→ギアス能力による認知の歪みで弟の座に居座っている

・ゲーム・LOST COLORS主人公(デフォルトネーム『ライ』)→ブリタニア皇室と日本皇族のハーフ、聴覚伝播系の絶対遵守のギアス持ち、搭乗機体カラーが青




 とまぁ大体こんな感じで…ルルーシュ等の設定を彷彿とさせるのは分かりやすいが、実際劇中で動いている彼女を見ると単なるパクリだとか二次創作っぽいとか思わせないのがすごいよね(物語のテンポがエグくて、それどころじゃないというのもある)。

 だが、気になるのはLOST COLORS主人公との共通項である。
恐らく基本設定はこちらからの輸入と見て間違いないと思われるが……
詳細は割愛するのだがこの主人公、とあるルートではギアス能力の使い過ぎでとんでもない末路を迎えたりもする。

 頼むからそれだけはオマージュしないでほしい(しかし、この作品はコードギアスであるので悲惨な目に遭うことは避けられないと思う)。

 アッシュやサクラなどにもオマージュ元が、コードギアスあるいはそれ以外の作品にも存在すると見ているのだが、そちらはまた別の記事で指摘したい。

「過去作を知っていると楽しめる」我々向けのファンサービスだろう。

ここから先は読まないでください


 やはり、皇サクヤが好きだ!好きになってしまう!という結論は揺らがない。

麗しい顔が好きだ!
サラサラと艶のある黒い長髪が好きだ!
優しさと厳しさを使いわける澄んだ瞳が好きだ!
スラリと長い手足が好きだ!
物理法則を無視して弾ける胸部が好きだ!
丸みのある臀部が好きだ!
時にギアスを乗せる声が好きだ!
奪還のために固めた覚悟が好きだ!
でも、時々見せる弱さが好きだ!
気晴らしにメイド「ラズベリー」をするのが好きだ!
ショタボーイ「ロゼ」の仮面で陽気にしてるのが好きだ!
偽りの兄アッシュの罪を疑うのが好きだ!
キレキレなギアス発動シークエンスが好きだ!
ギアスによる孤独を恐れる君が好きだ!
ナイトメアフレームを操縦できちゃう君が好きだ!
優秀な指揮能力を持つ君が好きだ!
単身で突入できちゃう胆力が好きだ!
俺の前に現れた君が好きだ!


皇サクヤ!
君が、好きで好きでしょうがないーー


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