〜ベートーヴェンと秋〜
ラズモフスキー3番、ハープ、セリオーソ全曲初めて通して弾いてみた。
深まる精神性を感じるハープとセリオーソ。
その精神性の中に自然を感じるベートーヴェンの姿が浮かぶ。
秋風のふく森の中を散歩する姿。
色づく木々を見てカフェでコーヒーを飲む姿。
(↑リハ休憩中のベートーヴェンのコーヒー好き談議より)
秋の嵐のごとく荒れる心の叫び。
雲1つない秋空のようなラズモフスキー3番には
心底なポジティブさを感じる。
遊び、優雅さ、解放。
時代を超えた自然を感じさせてくれるベートーヴェンの弦楽四重奏の世界。
演奏できる喜びをかみしめる今日この頃である。
(武生直子 記)