その先
内の外との関係を繋ぐようなお店の什器を
福岡の建築事務所STUDIO MOUNさんとXYZ structureさんに制作いただきました。
photo:勝村祐紀
physisの象徴となるハンガーラック。
自然界の中に存在する「うねり」が表現され、
お店の名前であるphysisに込められた
自然の中にある美しさを表現したような
ただそこに浮かんでいるだけでも美しい、オブジェのそうな存在。
窓の外にある木々から反射する光や、時間や天気によって変化する風景を映し出すよう
オリジナルのカラーコーティングが施されています。
店内に水溜りを作ろう!と子供のように楽しそうに提案してくださった
STUDIO MOUNの古城さんのアイデアから制作が始まったテーブル。
いつもわくわくする提案をくださるSTUDIO MOUNの古城さん。(ご本人も楽しそうなのが伝わってくるのが魅力的)
細かな部分まで丁寧にお話ししてくださるSTUDIO MOUNの小畑さん。
職人さんとの打ち合わせの中で夢のような話をします〜と限界を決めずに想像を可能にしてくださるXYZ structureの荒木さん。
そして柔らかい雰囲気で見守ってくださるXYZ structureの冨田さん。
physisにとって、大切にしたいと思っていることを読み取ってくださり
職人さん達の手が加わることでかたちになっていく過程を一緒に楽しませていただきました。
廣重工作所の廣重さんと職人の松永さんの会話の中で、お二人の信頼関係を感じ
素晴らしいものづくりはこういった人と人との関わり合いや
時間をかけて作り上げてきた技術や経験、それを繋ぐ熱の中にあるんだと感じました。
工場にて勝村写真事務所の勝村さんに撮影いただいた写真。
料理に使う美味しいお塩のように、本来のこそにある美しさをより引き立ててくれるような写真家さんです。
photo:勝村祐紀
また気持ち良い風邪を感じて寛いで頂けるよう
窓辺にベンチを。
ベンチがあるだけでここにまた一つ新しい空間が生まれました。
お店としては決して広いとはいえない16畳。
古城さん達が来た時にここにあったものと窓の外の風景。
内装を変えたわけではないのにそこにあるものが
相補的に溶け合い、空間をデザインするってこういうことなのかと感動。
目に見えたり手で触れたり出来る物体の形をとる数字として表す構造と、
それを作る過程で生まれる人の手のあたたかさが、ここにある存在と共存する。
そんな空間をみなさまにも感じていただきたいです。
気持ちいい風に吹かれておしゃべりしながらお茶でも飲みましょう。
自分1人では生まれなかった想像を超えるもの。
それぞれの方のこだわりを感じることができた最高の時間でした。
素敵なご縁に感謝しています。
本当にありがとうございました。
建築事務所
施工
メタルシステム
詳細はSTUDIO MOUNさんがBLOGを書いてくださっているのでご覧ください
physis 愛理
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