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PTE対策これで全部。
海外正規留学や永住のためには語学力証明のスコアが必要になります。 TOEFL や IELTS が有名ですが対策がまあ大変。そこで今回紹介するのは PTE という試験です。オーストラリアなら使える場面が増えています。
この記事では、私が海外大学院留学レベルのスコアを取得するために行った対策をまとめました。文章のみでつまらないです。が、網羅的。
ぜひ、ご活用ください。
PTE対策 note
PTE攻略のポイント
・Big4 の対策に時間をかける
PTEの各設問のスコア配分は均一ではありません。
スコア配分のほとんどを占める設問、通称 Big4 は以下です。
・Read Aloud
・Repeat Sentence
・Reading and Writing Fill in the Blanks
・Write from Dictation
以上の設問で高スコアを獲得することができれば、65以上に必ず届きます。
私が実際に受けた際は、設問を飛ばしたり、誤った回答をしたりしましたが、Overall 77、Speaking 満点を取得しました。
この記事では、すべての設問の対策を掲載しております。最重要の Big4 に☆、次点で重要になる設問に★をつけています。優先順位の参考にしてみてください。
捨てる設問もいくつかあります。配分が数点で、取りこぼしても満点が取れるような仕組みになっているので強気に飛ばしていきます。
・問題演習サイトを活用
対策方法がわかったらあとはひたすら問題を解くだけ。
問題を基本無料で解ける超便利サイトがあります。
それがこちら↓
AI採点やモックテストなど一部有料にはなりますが、何ヶ月も対策するわけではないので、数十ドルほどの費用でおさえられます。私がPTE対策で費用をかけたのはここだけ。
SPEAKING
☆Read Aloud(6~7問)
モニター上に表示された文章を音読する。40秒間の練習時間が与えられ、その後のビープ音を合図に音読を開始する。
Speaking, Reading に30~35点のスコア配分。
【採点項目】
Fluency 流暢さ、Pronunciation 発音、Content 内容
【ポイント】
自然なスピードで正しい発音と流暢さを意識して音読することがポイント。
練習時間に発見された発音がわからない or そもそも知らない単語は、音読の際に飛ばしてOK。2-3個飛ばしたくらいでスコアに大きな影響はでません。むしろ、その単語で立ち止まったり流暢さが損なわれた場合には、大幅な減点をもらってしまいます。堂々と飛ばして立ち止まらないことがカギ。読み終わったらすぐに次に進むボタンをクリック。
☆Repeat Sentence(10~12問)
最初に短い〜やや長い文章が音声として流れる。その音声と同じように発話して繰り返したものが採点される。
Speaking, Listening に30点ほどのスコア配分
【採点項目】
Fluency 流暢さ、Pronunciation 発音、Content 内容
Content のウェイトは低い
【ポイント】
自然なスピードで音声となるべく同じように発話することがポイント。全て完璧に話そうとしなくてOK。Content の採点ウェイトは低いため、全体の6割の単語数でフルスコアは十分目指すことができます。あいまいなところは飛ばして、覚えている単語をはっきり発音することが重要。立ち止まったり、流暢さが損なわれると大幅な減点になります。頭で暗記 or 単語の頭2文字をメモのどちらかを練習段階で身につけることをおすすめします。
発話が終わったらすぐに Next ボタンをクリック。
★Describe Image (4~6問)
図やグラフの説明をする。40秒間の準備時間が与えられ、ビープ音を合図に説明を開始する。
Speaking に10点程度のスコア配分。
【採点項目】
Fluency 流暢さ、Pronunciation 発音、Content 内容
Content のウェイトは低い
【ポイント】以下のテンプレを使用します。
(keyword)の箇所には図やグラフ上の単語を選び取って発話してください。Content 採点ウェイトは低いため、内容はさほど重要ではありません。ここでもポイントは自然なスピードで正しい発音と流暢さを意識すること。
すべての発音記号やリンキングなどを意識してしっかり練習して臨みましょう。
【テンプレ】
The image shows interesting topics from many different categories. Firstly, it clearly presents an important point that is connected to our society. So, it is fair to say that it is important.
Finally, (keyword 1), (keyword 2), (keyword 3), (keyword 4), (keyword 5), (keyword 6)...
【追記】
一部採点方法の改定(採点者がAI→人)のため、上記テンプレートがうまくいかない可能性がでてきました。問題演習でしっかり慣れる必要あり。
※この設問が仮に0点でも65は十分目指せます。
★Retell lecture(1~2問)
レクチャーなどの長い音声を聞き、その内容を要約、ビープ音を合図に説明を開始する。
Speaking, Listening に10点程度のスコア配分。
【採点項目】
Fluency 流暢さ、Pronunciation 発音、Content 内容
Content のウェイトは低い
【ポイント】
以下のテンプレを使用します。
4~5つのフレーズをメモしておきましょう。1単語ではなく、いくつかの単語の塊が望ましいです。聞きながらメモをすると精度が下がります。聞く→メモ→聞くのようにシングルタスクで、4~5のフレーズをつかまえることは十分に可能です。メモしたものを key ward に入れて発話します。もし、メモできたフレーズが足りなければ同じものを繰り返しても構いません。
ここもすべては発音と流暢さにかかっています。
すべての発音記号やリンキングなどを意識してしっかり練習して臨みましょう。
【テンプレ】
The given lecture explains interesting topics from many different categories. Firstly, it clearly presents an important point that is connected to our society. So, it is fair to say that it is important.
Finally, (keyword 1), (keyword 2), (keyword 3), (keyword 4), (keyword 5), (keyword 6)...
【追記】
一部採点方法の改定(採点者がAI→人)のため、上記テンプレートがうまくいかない可能性がでてきました。問題演習でしっかり慣れる必要あり。
※この設問が仮に0点でも65は十分目指せます。
・Answer Shot Question(4~5問)
始めに質問文が音声で流れます。その質問に対し、回答をする設問。
Speaking, Listening に数点の配分。
この設問は、配点が極めて少ないため優先度は激低いです。練習しなくて大丈夫。他の配分が大きい設問でスコアを取れていれば、満点は十分に目指せます。わからなかったら I don't know で大丈夫。
WRITING
★Summarise Written Text(1~2問)
モニター上の文章を要約したものを入力する。
Reading, Writing に5点程度のスコア配分
【採点項目】
5-75 words
Content 内容、Grammar 文法、Vocabulary 語彙
【ポイント】
まじめに向き合って時間を浪費しないようにしましょう。モニター上の文章から2文選んでそのまま入力。2文を , and でつなぐ。これだけでOKです。
かんたんかんたん。時間をかけないでね。
★Essay(1~2問)
トピックに応じたエッセイを入力。時間20分、単語数は200-300語程度。
Writing に15~20点のスコア配分
【採点項目】
Form 形式、Content 内容、Development structure and coherence 発展性と一貫性、Grammar 文法、Vocabulary 語彙、Spelling スペル
【ポイント】
以下のテンプレを使用します。
()に名詞 or 名詞句を入れて完成です。ここでのポイントはなるべくパラフレーズすること。TOPIC の内容を入れる箇所がいくつかありますがそれぞれ違う言い回しにすることが好ましいです。example はメリット、デメリットをそれぞれ2つずつ入れます。時間めいっぱい使って、スペル間違い、文法間違い(名詞 or 名詞句になっているか)が無いようにしましょう。
【テンプレ】
The controversial topic concerning (noun/TOPIC) never fails to attract public attention. There has been a heated debate on whether (TOPIC noun/ singular) can provide benefits to our society or not. In this essay, I shall elaborate on my point of view by analyzing both sides of the argument before deducting a proper conclusion.
First of all, it is quite reasonable for me to believe that the idea of promoting (..noun..) provides several merits. The first point in regards to the issue is that the benefits of (TOPIC) have contributed to the advancement of the subject; (2 examples/..and..) would be convincing examples to name but a few. As a result, (TOPIC) can be beneficial for both old and new generations across the world.
In contrast, it is commonly known as the fact that (TOPIC) can harm our communities. Nevertheless, this statement does hold water to some extent. Moreover, it should be pointed out that there are various concerns, such as (2 examples). Furthermore, these examples can be significant factors that ought to be considered.
In conclusion, due to the aforementioned reasons, we may safely conclude that the positive impacts of (TOPIC) far outweigh the drawbacks. Therefore, I strongly recommend keeping this trend in the future for societies to take careful steps to mitigate potential problems.
READING
☆Reading and Writing Fill in the Blanks(5~6問)
モニター上に空欄が空いた文章があります。4択で空欄に入る単語を前後の文脈から予想して選択します。
Reading, Writing に25点程度のスコア配分。
【採点項目】
1単語の正答で1点配分。
【ポイント】
文法と語彙知識の問題。
配分が大きいかつ、他の設問のような回答のコツはありません。ここに多くの対策の時間を割いてください。文法と語彙の知識学習、過去問をひたすら解くことをおすすめします。
・Multiple Choice, choose multiple answer(1~2問)
真面目に解かずに勘で選びましょう。時間をかけないことが大事。正解しても加点はわずか。取るべき問題に時間をかけて正答すれば十分満点を目指せます。(以下、いくつか飛ばす設問があります)
・Reorder Paragraph(2問)
4-5つの文章を意味が通るように並び替える設問。
Writing に5点程度のスコア配分。
【採点項目】
正しい位置で正しい連続したペア=1点
例)BCDAの順が正解の場合、DACB=0、CBDA=1
【ポイント】
主語と目的語に注目。ある文章で主語位置にある単語が、別の文章で目的語位置に登場すれば、主語→目的語の順になる可能性が高い。
代名詞が含まれる文章の場合、1文目になることはない。代名詞がどの名詞を指すのかを考える。
★Reading Fill in the Blanks(5問)
空欄がいくつかある長文が登場。画面下部の単語の選択肢から適切なものを選び、対応する空欄に埋めていく。単語は一度だけ使える。
Reading に25~30点のスコア配分。
【採点項目】
1単語の正答で1点配分。
【ポイント】
文法と語彙知識の問題。
配分が大きいかつ、他の設問のような回答のコツはありません。ここに多くの対策の時間を割いてください。文法と語彙の知識学習、過去問をひたすら解くことをおすすめします。
・Multiple choice, choose single answer
これも真面目に解く必要なし。勘でOK。
LISTENING
★Summarise Spoken Text(1~2問)
始めにレクチャーなどの長い音声を聞き、その内容を要約した文章を入力する。
6-8 mark Listening, Writing に6~8点のスコア配分。
【採点項目】
Content 内容、Form 構成、Grammar 文法、Vocabulary 語彙、Spelling スペル
【ポイント】
以下のテンプレを使用します。
4~5つのフレーズをメモしておきましょう。1単語ではなく、いくつかの単語の塊が望ましいです。聞きながらメモをすると精度が下がります。聞く→メモ→聞くのようにシングルタスクで、4~5のフレーズを抑えることは十分に可能です。メモしたものを (keyword)に入力します。もし、メモできたフレーズが足りなければ同じものを繰り返しても構いません。
【テンプレ】
The audio was mainly about (keyword). The speaker stated such words as their (keyword) and (keyword). Moreover, their (keyword) was also discussed in the lecture. In addition to this, the lecture talked about their (keyword). Furthermore, the discussion was about their (keyword). Finally, the speaker concluded the lecture by stating the facts about their (keyword).
・Multiple Choice
真面目に解かないで。恐れずてきとうに回答を選んで時間をかけない。
★Listening Fill in the Blank(2~3問)
モニター上の文章が音声で読まれる。文章内には空欄があり、読まれた単語を空欄に埋めていく。
Listening, Writing に12~15点のスコア配分。
【採点項目】
1単語の正答で1点配分。
【ポイント】
とにかくスペルミスはしないように何度かチェックして次へ。
・Highlight Correct Summary
これも適当に選んで次へ。
・Multiple Choice, choose single answer
これも真面目に選ばずOK。
・Select Missing Word
ここも飛ばしましょう。つぎつぎ。
★Highlight Incorrect Words(2~3問)
モニター上の文章が音声で読まれる。文章と音声を照らし合わせて、異なって発音されている単語にチェックをする。
Listening, Reading に15点程度のスコア配分。
【採点項目】
1問正答で1点配分、誤って単語を選ぶと−1点。
【ポイント】
コツは音声より1~2単語先読みすること。自分が読むスピードを音声が後ろからおっかけてくるイメージで取り組むと間違いを拾いやすいです。ここは全問取っときたい。
☆Write From Dictation(3~4問)
短い〜やや長い文章が音声として流れる。聞こえた文章をできるだけ正確にディクテーションする。
Listening, Writing に40~45点のスコア配分。
【採点項目】
単語一つにつき1点加算。減点はない。
【ポイント】
減点はないとういうことは、誤った単語をいくつ追加しても問題はありません。また、単語の順番は順不同(文法は考慮されない)。つまり、a, the の冠詞、単数系、複数系、三単現のs や過去形、 時制、スペルなど、曖昧なものはとりあえず順番問わず複数記入しておきましょう。例えば、どの設問にもとりあえず a, the を2つずつ入れるなどしても減点されません。
方法として、頭で暗記 or 単語の頭2文字をメモのどちらかを練習段階で身につけることをおすすめします。
例)all asignement asignments assignments should be subbmited submitted by a the end of this the next week a a the the
スペルで二択に迷った場合はどちらも。s 付けないバージョン付けるバージョンどちらも。最後に保険の冠詞たち。とにかく曖昧なものは複数記入してOK。
さいごに
個人的には、TOEFLやIELTSと比較して対策に時間がかからない試験がPTEだと思っています。ただ、当然、英語力は相応のものが求められます。文法知識や語彙力、発音および流暢さなど、基本的な英語学習はしっかり時間をかけるにこしたことはないです。
「純粋な英語学習→PTE特化の対策」これがPTE高スコア取得のカギです。
もし、英語学習に迷っているのであれば覗いてみてください↓
お力になれるようであれば、全力でサポートします。