治療53日目、第3クール11日目「抗がん剤治療に文句を言う筋合いはない」
2024年10月7日(月)治療53日目、第3クール11日目、カペシタビン11日目
朝7時30分起床。目覚ましの音で起きる。いつもは目覚ましが鳴る前から起きるのが常だが今日は久しぶりに目覚ましの音で起きた。昨日なぜか寝れない夜を過ごし、今日清々しく起きることができるか心配だったが問題はなかった。頭も痛くないし、悪心もない。ただ、吐き気に近いこの気分の悪さは体が活動を始めると段々と増してくることが多い。寝ると無くなっているので、カペシタビン服用のせいではないだろうとは思うが判らない。
朝日に照らされた窓から外を眺めると、久しぶりに晴れ間が見えたので洗濯物は外に干すことに決定。久しぶりにお日様の匂いのする洗濯物に出会える。ふわふわに仕上がる乾燥機も捨てがたいが、お日様の匂いには勝てない。乾燥機だとどうしても柔軟剤の匂いが強く残ってしまうため、臭覚過敏の気がある私はちょっと苦手なのである。第3クールにおいては、そのせいで日常生活が困難になってしまうような明らかな臭覚過敏と味覚異常は出ていないが、それでも柔軟剤の匂いで気持ち悪くなってしまったり、妻のハンドクリームの匂いで食欲がなくなってしまったりした。味覚異常も際立ってはいないが、舌の表面が荒れてつるつるになり、甘さが感じづらい。好きなあんこが甘くないのはちょっと困る。
それでも点滴直後に比べれば気分も良いし、生活には支障がないので無視である。妻は今更年期で、朝起きるのも大変なくらい辛いらしい。それに比べれば治療が確立されており、終わりの見えている抗がん剤治療に文句を言う筋合いはない。そう思う。
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